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【2025年最新版】中国輸入ビジネスの法規制完全ガイド|知らないと危険な法律リスクと対策

 

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2025年7月24日(木)19:00~21:30
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セミナー終了後の懇親会での出来事

 

昔、中国輸入セミナーの懇親会で印象的な出来事がありました。参加者同士でカッピング(吸い玉)の商品は医療機器なのかについて話題になった時のことです。

 

話題の中心にいたある女性の方と目が合い「この商品、認証なしで輸入できますよね?」と聞かれ、私は医療機器に当る恐れがあると思い即座に「認証なしで輸入してはいけないと思うので調べたほうが良いと思います」と答えました。

すると、その女性の方の顔色がさっと変わり、少し怒り気味で「そんなはずはない」と反論されました。

売れると確信してもう仕入れてしまった商品を諦めきれなかったのか、目の色を変えて噛みつくように反論される姿が印象的でした。

後日、風の噂で聞いた話によると、結局大量に輸入したものの全て没収され、大損したそうです。

商品の損失だけで済んだから良かったものの、無認証・無許可輸入でトラブルが発生すると、刑事罰や損害賠償で取り返しがつかない事態になることもあります。

そうなる前に、法規制の重要性を認識して中国輸入に取り組むことが重要です。認証手続きは面倒で費用もかかるため初心者の方は手を出しにくいですが、逆に認証を取得して販売すれば、大きな参入障壁となるのです。

中国輸入ビジネスを始める前に知っておきたい疑問

中国輸入ビジネスを始めるにあたって、こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

中国輸入って、どんな商品でも売って大丈夫なの?
ともちー

DAISUKE
そんなわけないです。多くの商品で法的規制があります。

輸入する前に、何か手続きって必要なのかな?
ともちー

DAISUKE
はい。法的規制のあるものは必ず手続きが必要です。

中国輸入は、魅力的な商品を安く仕入れることができるため、副業や事業拡大のチャンスとして注目されています。しかし、利益を追求するばかりに法律を軽視してしまうと、大きな損失やトラブルに繋がってしまいます。

そこで今回は、2025年最新の法規制情報をもとに、中国輸入ビジネスを始めるにあたって必ず知っておくべき法律について詳しく解説していきます。

中国輸入ビジネスにおける法規制の重要性

「法律なんか関係ない、売れて儲かればいいんだ!」

そう思っている人もいるかもしれません。しかし、法律は私たちが安心してビジネス活動を行えるためのルールであり、それを守らないと事業が立ち行かなくなってしまう可能性も十分にあります。

法律違反のリスク

中国輸入ビジネスで法律違反を犯すと、以下のようなリスクがあります:

商品没収
罰金
営業停止
刑事罰
ブランドイメージの失墜
最悪の場合、事業そのものを諦めなければいけなくなるケースもあります。法律違反は、自分だけでなく、周りの人にも多大な迷惑をかける可能性があることを、しっかり認識しておきましょう。

法律遵守のメリット

逆に言えば、法律を守ってビジネスを行っていれば:

安心して事業を進めることができる
お客様からの信頼を得ることができる
長期的な安定収入が見込める
競合他社に対する参入障壁となる
中国輸入ビジネスを成功させるためには、法律知識をしっかり身につけて、リスクを最小限に抑えながら安全にビジネスを進めることが大切です。

中国輸入ビジネスの法的責任とリスク管理【2025年版】

1. 法的責任

中国からの無許可・無認証での商品輸入は違法行為
特定の中国製品には日本での輸入時に許可や認証が必要
日中間の貿易規制を無視した輸入は法律違反

2. 刑事罰の可能性

関税法違反:懲役刑や罰金刑(密輸や虚偽申告など)
製造物責任法違反:懲役刑や罰金刑(安全性に問題がある場合)
消費生活用製品安全法違反:懲役刑や罰金刑(安全基準を満たさない場合)
電気用品安全法違反:懲役刑や罰金刑(PSEマーク未取得など)
※刑罰の内容は違反内容と事故の重大性による

3. 事故発生時の追加的責任

業務上過失致死傷罪:重大な人身事故の場合
詐欺罪:安全性を偽って販売した場合

4. 民事責任

製品による被害者からの損害賠償請求の可能性

5. 社会的影響

会社や個人の信用失墜
取引停止
消費者の不信感増大
メディアでの批判

中国輸入で特に注意すべき法律【2025年最新版】

電気用品安全法(PSEマーク)

電気用品安全法は、PSEマークの表示義務など、電気用品の安全性を確保するための法律です。

PSEマークの種類

種類 説明
特定電気用品
(ひし形)
人身や家屋に危害を及ぼすおそれがあるため、安全性の確保が特に重要とされている電気用品
特定電気用品以外
(丸形)
特定電気用品ほど危険性が高くないものの、一定の安全基準を満たす必要があるとされている電気用品(モバイルバッテリーなど)

PSEマーク取得方法

PSEマークを取得するには、以下のいずれかの方法があります:

製造事業者による自社検査:製造事業者が自社で検査を行い、PSEマークを表示
登録検査機関による検査:登録検査機関に検査を依頼し、合格すればPSEマークを表示
⚠️ 重要:PSEマークを取得せずに電気用品を販売すると法律違反となり、商品没収や罰金などの罰則が科せられます。

電波法(技適マーク)Bluetooth

電波法は、電波の利用を規制し、電波による障害や混乱を防ぐための法律です。

対象となる製品
無線通信機器
Bluetooth機器
WiFi機器
おもちゃのトランシーバー

技適マークについて

Bluetoothも電波を使用する技術であるため、電波法の規制対象となります。Bluetooth機器を日本国内で使用する場合、電波法に基づく技術基準適合証明(技適マーク)が必要です。

 

食品衛生法

食品衛生法は、食品の安全性を確保するための法律です。食品を輸入する際には、以下の点に注意が必要です:

食品添加物の使用基準

残留農薬の基準
製造・加工・保存の基準
表示義務
薬機法(旧薬事法)
薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)では、以下の製品が規制対象となります:

医薬品

医療機器
化粧品
健康食品(一部)
**カッピング(吸い玉)**などの医療機器も、この法律の対象となります。

その他の重要な法律

関税法

輸入品に対する関税の支払い義務

商標法

他社の商標権を侵害しない商品の選定

特許法

他社の特許権を侵害しない商品の選定

 

輸入時にかかる税金の種類と計算方法

税金の種類 税率 計算方法 備考
関税 商品により異なる(0~30%) CIF価格 × 関税率 商品価格+送料+保険料が課税対象
消費税 10% (CIF価格 + 関税) × 10% 軽減税率対象商品は8%
地方消費税 2.2% 消費税額 × 22/78 消費税と合わせて10%
酒税 種類により異なる 数量 × 税率 アルコール飲料のみ
たばこ税 種類により異なる 数量 × 税率 たばこ製品のみ

商品カテゴリー別の関税率と注意点

商品カテゴリー 関税率 主な注意点 必要な認証・手続き
電子機器・家電 0~15% PSEマーク、電波法適合 PSE認証、技適マーク
アパレル・繊維製品 7~12% 品質表示、安全基準 家庭用品品質表示法
食品・健康食品 0~25% 食品衛生法、薬機法 食品等輸入届出、検疫
化粧品・美容用品 0~6% 薬機法、成分規制 化粧品製造販売届出
玩具・雑貨 3~8% 安全基準、有害物質 食品衛生法(玩具)
医療機器 0~5% 薬機法、医療機器認証 医療機器製造販売認証

⚠️ 注意:関税率は2025年6月時点の情報です。最新の税率は必ず税関のウェブサイトで確認してください。

【実例で解説】中国輸入で法規制違反を起こすとどうなる?

事例1:PSEマーク未取得の電気用品販売

Aさんのケース

Aさんは中国からPSEマーク未取得の電気用品を輸入してネットショップで販売していました。しかし、PSEマークの表示義務について十分な知識を持っていませんでした。

結果

  • 消費者庁から商品没収と罰金の処分
  • 多額の損失
  • ブランドイメージの失墜
  • ネットショップ運営の断念

事例2:食品衛生法違反の食品販売

Bさんのケース

Bさんは中国から食品を輸入して販売していましたが、食品衛生法の基準を満たしていない食品を利益追求のために販売し続けました。

結果

  • 消費者からの通報により発覚
  • 保健所から商品没収と罰金の処分
  • 事業停止
  • 消費者からの信頼失墜
  • 多額の借金

事例3:商標権侵害商品の販売

Oさんのケース(30年前の実例)

大阪のOさんは、中国から安価な医療器具を輸入販売していましたが、人気ブランドのロゴを入れた偽造品も販売していました。

結果

  • ブランド側から訴訟
  • 逮捕
  • 商品没収、営業停止
  • 高額な損害賠償
  • 社会的非難
  • 事業の完全停止

リスク回避のための重要ポイント【2025年版】

1. 中国輸入規制の確認

  • 日本の対中国輸入規制を必ず確認
  • 中国側の輸出規制も把握
  • 必要な許可・認証の取得

2. 品質管理の徹底

  • 代行業者や中国サプライヤー仕入先との緊密な連携
  • 現地での品質検査の実施
  • 日本の基準に適合しているか確認

3. 専門家への相談

  • 不明点は税関、経済産業省に相談
  • 中国輸入ビジネスの専門家に相談
  • 日中貿易に詳しい弁護士やコンサルタントの活用

4. コンプライアンスの重視

  • 短期的利益より長期的信頼性を重視
  • 偽造品や模倣品の取り扱い防止
  • PL保険の加入

よくある質問【2025年版】

Q1. 個人輸入と商用輸入の違いは?

A1. 個人輸入は個人が自己使用のために輸入すること、商用輸入は事業として商品を輸入して販売することです。商用輸入では、PSEマークの表示義務や食品衛生法などの規制対象となる場合があります。

Q2. PSEマークの表示義務はどんな商品に適用される?

A2. 電気用品安全法で定められた電気用品が対象です。特定電気用品(ひし形)と特定電気用品以外(丸形)に分けられ、それぞれ異なる安全基準が適用されます。

Q3. 法律違反をしてしまった場合の対処法は?

A3. まず冷静に対処し、状況を把握してから弁護士などの専門家に相談することが重要です。専門家から適切なアドバイスを受けることで、事態の悪化を防ぐことができます。

まとめ:2025年の中国輸入ビジネス成功の鍵

2025年現在、中国輸入ビジネスを取り巻く法規制はますます厳格化しています。しかし、適切な知識と準備があれば、安全かつ収益性の高いビジネスを構築することが可能です。

成功のための3つのポイント

  1. 法律知識の習得:最新の法規制情報を常にチェック
  2. リスク管理の徹底:事前の調査と準備を怠らない
  3. 専門家との連携:不明な点は必ず専門家に相談

「でも、法律のことって、よくわからないし…」 「不安だから、専門家に相談したい!」

 

そんな方は、ぜひ「NBCトラストメンバーズ」のセミナーやコンサルティングをご活用ください。輸入貿易業に30年携わってきた私が、中国輸入ビジネスの成功に必要な知識やノウハウを、惜しみなくお伝えします。

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  • この記事を書いた人

中元大輔

ブログにご訪問していただき
有難うございます!!

こんにちは!中元大輔です。輸入貿易業に30年携わり、中国輸入ビジネスの専門家として活動しています。副業を始めたい方や、売上が伸び悩んでいる方々に、実践的で効果的なアドバイスをお届けします。

「NBCトラストメンバーズ」では、中国側と連携し、信頼関係を重視しながら、Amazonや楽天、ヤフショなどでの商品販売を通じて、安定した収入を得る方法を楽しく学んでいます。

このブログでは、私の経験とノウハウをシェアし、皆さんのビジネス成功をサポートします。一緒に成長し、夢を実現していきましょう!

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