10年以上中国輸入にかかわり、実際中国現地工場でこれは怪しいと思った事がありました。
それは規格に合わなかった不良品をそのまま廃棄処分してないのではと思った事です。
円安や政情不安の背景の中で他のプラットフォームにも言える事ですが特にAmazonはここ数年品質に厳しくなりました。
なぜ理解に苦しむ不良品が届くのか、中国現地に行く迄いつも疑問に思っていましたがその理由のひとつではないかと確信した事は不良品を転売しているのではないと言う事です。
その前にAmazon日本人セラーの現状をお伝えしたいと思います。
不良品と不良在庫を放置してるセラー
ここ最近自分自身にも不良品問題が起き毎日Amazonにへばりつき色々見ているのですが、以前深圳で工場を見学したときの事に気づきAmazonでの問題と繋がりました。
また色んなライバル店さん(日本人セラー)のストアURLを整理していて思ったことですが、その問題を認識せずただ何の対応もされていないストアさんが少なからず見受けられます。
その問題とはタオバオや1688から仕入れた不良品とストア内での売れない失敗仕入れの不良在庫のことです。
見る限りどこのストアさんも商品の品揃えが似ているので、多分オークファンリサーチなどの同じリサーチ方法もしくは儲かる商品リストなどに基づき仕入れた商品であることが推測されます。
セラースプライトなどのツールを使わなくてもストアを見ればライバル店の売れているものをある程度把握することができます。
それと逆に売れてない商品も把握できます。
カスタマレビューは不思議と★3.5以下の商品が多いです。
売れることや売りたいことに目がいき不良在庫や検品問題は放置みたいな方が多くそのことを話したりするとすぐに対応する人もいれば「今はそのこと興味ないねん」見たいな人もいます。
何が言いたいのかと言えばもうこの円安の中ではタオバオや1688から仕入れて検品もせず売って稼ぐことはハードルがあがり難しいと言う結論ですね。
更に売れない不良在庫を放置する2本立てでは到底アカウントを維持し売り上げを確保するのは困難と言う事ですね
なぜ理解に苦しむ不良品が届くのか
10年以上前に最初頃の代行業者さんを使ってタオバオから仕入れた商品の品質が何故こんな酷いのか原因はなんなのか疑問におもったことがあります。
もちろん流通での荷物の取り扱いが酷いこともあります。
それ以外に本来検品で弾かれた商品をまともな商品のふりして売ってるケースや工場での管理が悪い、また工場人員の意識が低いなどが考えられます。
タオバオや1688に出店している店全てがダメではないと思いますが私たち日本人の感覚からするとほぼ100%ちかいとおもいますがタオバオや1688の店が扱っている商品はおおざっぱにいうと日本のヨドバシやヤマダ電機やしまむらやユニクロの店頭に並んでるレベルのものがまともな商品とすれば似て非なるゴミに近いものが混じっているてことです。
不良品が届く主な原因
・検品で弾かれた商品をまともな商品のふりして売ってる
・流通段階での商品扱いの乱雑さ(流通過程で破損)
・工場管理
・工場人員の検品精度に対する意識の低さと姿勢
・元々納得して買ったのだから責任は買った人が負うと言う理屈
などがざっと思い浮かびます。
シンセンでの不良品の行き先はどこなん?
話を最初に戻すと視察で行った深圳のPSE認可工場で見たはじかれた不良品がつまれた大きな山
それは規格に合わないだけでもしかすると使えるものも混じってるかもしれないと素朴に思いました。
そう思い聞いてみたらニコっとウインクして最終全部廃棄するということでした。
これはそういうのを専門に引き取り流通させてる業者が絶対おるでと思いました。
ドブの油をすくって再加工して火鍋用に飲食店におろしてた奴らがいるぐらいですからそれは押して知るべしですね。
火鍋の赤いほうは舌がしびれてわかりにくいので地溝油は赤いほうが多いらしいです。
地溝油(ちこうゆ)とは、主に中国において闇市場で流通している再生食用油のこと。工場などの排水溝や下水溝に溜まったクリーム状(あるいはスカム状)の油を濾過し、精製して食用油脂として使われる油。日本では下水油(げすいあぶら)と紹介されることも多い。また、ドブ油(どぶゆ)などとも言われる。
ウィキペディアより引用
なのでタオバオや1688では工場からでたそういうものとちゃんとしたものも混ぜて販売してる店も多数あるのではないかと確信しました。
確信犯的にやってないとこも入れての話です。
この話を知り合いの工場の社長に話したら、それは高い確率であり得ると話してくれました。
その店が仕入れてる工場が勝手に混ぜてるもしくはちゃんと検品していない、それプラス根本的な原因で最初はちゃんとしてるがそのうちなぁなぁになってしまい管理が雑になり工場で不良品率が最初のころよりあがり、そこででた不良品も混ぜて売る業者が存在する。
店の立場が中間なら「検品厳しい相手には今後売りません」と信じれないことを言われるときもあります。
水に例えると飲めない水かも知れない川ですくった水を販売すればおなかの強い免疫力のある人はなんともないですが、普通の人は腹痛続出で大変なことになるのは目に見えています。
何が悪いのかと言うと最初からアウトレット商品の様に説明があればまだしも、説明なしでまともな商品と思わせ販売するのがダメと言う意味です。
最後に
現在円安で検品にかける経費どころか儲けが吹っ飛ぶぐらいの急激な変動になっており輸出や国内せどりに転身する人が多いと聞きます。
それは仕方のないことかもしれません。
でも苦しいことを言い訳に検品もきちんとせず販売するのは非常に危険なことだとおもいます。
不良品が海を渡らない工夫をしていかないと今後は生き残っていけません
この厳しい現状の中どう生き残っていくかですが買ってもらえるお客さんのほうにまっすぐ向いてお客さんに価値を認めてもらい幸せを運んでちゃんと利益をいただく喜んでもらいたいですね
喜んでもらえて幸せを含んだ商品を販売していきたいと思います。
あなたのAmazonビジネスの成功を、心から応援しています!
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