中国輸入の原価は「関税+消費税+通関関連費用」で大きく変わります。本動画では、HSコードの決め方から関税計算、RCEPの特恵活用、よくある失敗までを、実務の手順でわかりやすく解説。初めての方から担当者まで、今日から使えるノウハウが詰まっています。
動画リンク:
- 基本の3要素:HSコード/課税価格(CIF)/税率の関係
- 関税・消費税の計算ステップと注意点(小口・クーリエ含む)
- HSコードの引き方:本質機能→注規→事例照合のフロー
- 品目別の目安コードと変更要因(材質・通信機能・セット構成)
- RCEP適用の可否判断と原産地証明の実務
- 物流モード別の費用差と落とし穴(立替手数料、サーチャージ等)
目次
- 関税計算の全体像(CIF→関税→消費税→総支払)
- HSコードの基礎と実務フロー(GRI1/3/6)
- 品目例で学ぶコード選定のコツ
- RCEPなど特恵関税の活用ポイント
- 海上・航空・クーリエの違いと費用構成
- よくある失敗とチェックリスト
- すぐ使える計算例と見積テンプレ
関税計算の全体像
課税価格(CIF)=商品代(FOB)+国際運賃+保険料。関税=課税価格×関税率、消費税=(課税価格+関税)×10%で算出します。クーリエでは「運送会社の申告代行」と立替手数料が上乗せされる点に注意が必要です。
HSコードの基礎と実務フロー
- まず「用途(主機能)」「材質」「構成(セット/単品)」「電気・通信の有無」を特定。
- 税関の部注・品目注を読み、GRI(解釈通則)に沿って候補を絞る。
- 税関事例・裁決例で照合し、不安なら事前教示で確定。
品目例と選定のコツ
- スマホアクセ(ケース):材質で分岐(プラ=3926、革=4202など)
- イヤホン:有線=8518、Bluetooth等通信機能一体=8517系に注意
- 照明:LED電灯=9405.40、部品は8539系
- 衣類:編物/Tシャツ=6109、織物シャツ=6205(素材で小区分)
- セット品は「本質的特性」で分類。分けた方が有利な場合も。
RCEP活用のポイント
- 中国原産で税率軽減・無税化の可能性。対象品目・発効スケジュールを確認。
- 原産地基準(CTH/CTSH/VC)を満たすこと、証明(自己申告含む)の書式・記載要件を厳守。
物流モード別の注意
- 海上(LCL/FCL):B/L、保険証券、原産地証明を準備。課税価格はCIF基準。
- 航空:サーチャージを含む運賃が課税価格に影響。
- クーリエ:課税価格はインボイス+運賃が基本、立替手数料・事後請求を想定。
よくある失敗と対策
- 中国側の税番をそのまま使用→日本では異なることがある
- 材質の誤り(プラ申告だが金属主体)→追徴の原因
- 原産地証明の不備→特恵適用不可
- サンプル無料でも運賃込みで課税価格が生じる
- 知財リスク品は没収・罰則の恐れ→事前確認
すぐ使える計算例
- 例A:FOB$1,000+運賃$150+保険$5、関税率5%→関税$57.75、消費税$121.28
- 例B(クーリエ):商品$300+送料$40、関税率3%→関税$10.2、消費税$35.02
円換算は税関公示レート(月次)を使用。通関料・立替手数料も原価に反映して、総支払額を見積もりましょう。
視聴のメリット
- 税額のブレを抑え、粗利計算を正確に
- 通関の手戻り・遅延の回避
- 次回以降の仕入れ判断を高速化
活用テンプレ(簡易チェックリスト)
- 製品の用途・材質・仕様・電源・通信の有無を整理
- HSコード候補を3つ洗い出し、注規で絞る
- RCEP適用の可否と証明要件を確認
- 物流モードと費用内訳(税金・通関料・手数料)を見積へ反映
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