「中国輸入をしてメルカリで販売してみたい」。手軽に始められる副業として注目されていますが、こんな不安はありませんか?
- 知らないうちに法律やルールを破ってしまいそう…
- どんな商品が規制対象なのか具体的に知りたい
- アカウントが停止されたらどうしよう…
その不安、とてもよく分かります。インターネット上には多くの情報がありますが、規制や法律に関する正確な情報は少なく、何が正しくて何が危険なのか分かりにくいですよね。
この記事では、そんなあなたの不安を解消します。2025年に向けて厳しくなるメルカリの最新規制や、知らなかったでは済まされない日本の法律を専門外の方にも分かりやすく解説。その上で、アカウント停止などのリスクを確実に回避し、安全に月 5 万円の副収入を目指すための具体的な方法をステップバイステップでご紹介します。この記事を読めば、あなたは安心して中国輸入ビジネスの第一歩を踏み出せるようになるでしょう。
なぜ今「中国輸入メルカリ規制」が厳しいのか?知っておくべき3つの背景
背景1:【2025年10月規約改定】個人アカウントでの事業利用が原則禁止へ
メルカリの利用規約は、2025年10月22日以降、個人アカウントを事業目的で利用することが原則として禁止される見込みです。これまでグレーゾーンで活動してきた多くの販売者、特に中国輸入をビジネスとして行ってきた方は、「メルカリShops」への移行が必須となります。これは、メルカリが本来の「個人間で不要品を売買するフリマアプリ」としての原点に立ち返ろうとしている明確な意思表示と言えるでしょう。
| 規約改定の主な背景 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォームの健全化 | 転売問題や盗難品、偽ブランド品の流通といった社会問題への対応。 |
| サーバー負荷の軽減 | 事業者によるツールを使った大量出品や頻繁な価格改定によるシステム負荷の抑制。 |
| 一般ユーザーの保護 | 事業者の出品で個人の出品が埋もれてしまう状況を改善し、誰もが利用しやすい環境を維持。 |
この変更により、個人アカウントで事業的な販売を続けることは「アカウント永久停止」という致命的なリスクを伴います。安全にビジネスを続けるためには、速やかにメルカリShopsやAmazon等他のプラットフォームへの移行を検討することが不可欠です。
背景2:偽ブランド品・模倣品の急増とプラットフォームの責任
中国輸入品の中には、残念ながら巧妙に作られた偽ブランド品やキャラクターの権利を侵害した模倣品が紛れ込んでいるケースが後を絶ちません。近年の差し止め件数は増加傾向にあり、日本国内でも対策が強化されています。メルカリはユーザーが安心して取引できる環境を守るため、対策を大幅に強化しています。
| メルカリの主な対策 | 概要 |
|---|---|
| 権利者保護プログラム | ブランド権利者からの申し立てに基づき、知的財産権を侵害する商品を迅速に削除する制度。 |
| あんしん鑑定サービス | 購入前に、提携する専門の鑑定会社が商品の真贋を鑑定してくれる有料サービス。 |
| 出品ルールの厳格化 | 偽ブランド品はもちろん、著作権や商標権を侵害する商品の出品を厳しく禁止。 |
安易な気持ちで模倣品に手を出すことは、単なる規約違反では済みません。プラットフォームと社会全体がこの問題に厳しく対処していることを理解しておく必要があります。
背景3:消費者の安全を守るための製品安全・品質への懸念
「安かろう悪かろう」というイメージは過去のものになりつつありますが、中国製品の品質にばらつきがあるのも事実です。特に、利用者の安全に直接関わるような問題への懸念が高まっています。
- 衛生上の問題:海外からの輸入品に付着した害虫などの衛生問題。
- 電気製品の安全性:安全基準を満たさないモバイルバッテリー等による火災や感電事故のリスク。
こうした消費者の不安に応えるため、国やプラットフォームは製品の安全性に関する規制を強化しています。出品者は価格やデザインだけでなく、商品の品質と安全性を担保する責任があるのです。
※事業性の判断ポイント
・過去1ヵ月に200点以上または一時点において100点以上の商品を新規出品している場合。
但し、トレーディングカード、フィギュア、中古音楽CD、アイドル写真等、趣味の収集物を処分・交換する目的で出品する場合は、この限りではない
・落札額の合計が過去1ヶ月に 100 万円以上である場合。
但し、自動車、絵画、骨董品、ピアノ等の高額商品であって1点で 100 万円を超えるものについては、同時に出品している他の物品の種類や数等の出品態様等を併せて総合的に判断される
・落札額の合計が過去1年間に1000万円以上である場合
【一発アウトも】メルカリのアカウント停止に直結する5大禁止行為
読者の皆さんが最も恐れている「アカウント停止」。これだけは絶対に避けたいですよね。ここでは、初心者が知らずにやってしまいがちな、アカウント停止に直結する特に危険な 5 つの禁止行為を解説します。
| 禁止行為 | なぜNGか | ペナルティの例 |
|---|---|---|
| 無在庫販売 | 購入者が商品を確実に受け取れないリスクがあるため。 | 商品削除、利用制限、アカウント停止 |
| 偽ブランド品・知的財産権侵害 | 法律違反であり、プラットフォームの信頼を著しく損なうため。 | アカウント永久停止、売上金措置など、法的リスク |
| 画像の無断転載 | 他者の著作権を侵害する行為であるため。 | 商品削除、利用制限 |
| 外部サービスへの誘導 | メルカリ決済を介さない取引はトラブルの原因となるため。 | 商品削除、利用制限、アカウント停止 |
| 業者認定される過度な行為 | 個人アカウントの趣旨に反し、サーバー負荷が高い。 | 利用制限、アカウント停止 |
禁止行為1:無在庫販売|手元にない商品の出品は明確な規約違反
無在庫販売とは、商品が手元にない状態で出品し、売れてから仕入れる手法のことです。メルカリではこの行為を明確に禁止しています。仕入れ先の在庫切れや発送遅延によって、購入者に商品が届かない重大なトラブルに発展する可能性が高いため、必ず商品を確保・検品済みで出品しましょう。
禁止行為2:偽ブランド品・知的財産権を侵害する商品の販売
偽ブランド品や、キャラクター・ロゴ等の無断使用は商標権・著作権などの侵害に該当し、規約違反にとどまらず法的リスクを伴います。「ノーブランド品だと思った」という言い訳は通用しません。少しでも疑わしい商品は絶対に扱わないでください。
禁止行為3:画像の無断転載|他人の写真を許可なく使うリスク
中国のECサイトや他の出品者の商品画像を、許可なくコピーして使うのは著作権侵害にあたります。面倒でも、商品は必ず自分で撮影し、実物の状態が分かる写真を掲載しましょう。
禁止行為4:外部サービスへの誘導|LINEやSNSへのURL記載
商品説明やプロフィールに、LINE、Instagram、自社ECサイトなど外部サービスへ誘導する情報を記載することは禁じられています。安全な決済を介さない直接取引を誘発し、トラブルの原因となるためです。
禁止行為5:業者認定される過度な大量出品・価格改定
ツールを使った大量出品や短時間の頻繁な価格改定は「業者」と見なされる可能性があり、個人アカウントの趣旨に反します。本格的に販売するなら、事業者向けの「メルカリShops」を利用しましょう。
「知らなかった」では済まない!中国輸入の法律・規制を完全理解
知的財産権(商標権・意匠権など)侵害の具体例と回避策
知的財産権とは「デザインやアイデア、ブランド名などを守る権利」のこと。侵害は大きなトラブルに発展します。
| 権利の種類 | 保護するもの | 具体例 |
|---|---|---|
| 商標権 | 商品・サービスの名称やロゴ | 有名ブランドのロゴ、キャラクター名 |
| 意匠権 | 商品のデザイン | 特徴的な形状のスマホケース、家具デザイン |
| 著作権 | アニメ・漫画・写真などの創作物 | キャラクターのイラスト、他人が撮影した商品写真 |
- 有名ブランドのロゴやキャラクターが使われている商品は避ける。
- オリジナリティの高いデザインは、特許庁データベース「J-PlatPat」で類似登録の有無を確認。
- 基本は「ノーブランド品」に絞って仕入れる。
【リストで確認】日本の法律で輸入が禁止・規制されている商品
中国から日本へ輸入する際、輸入禁止品や許可・承認が必要な規制品目があります。誤って仕入れると税関で没収等のリスクがあります。
| 分類 | 具体的な品目例 | 関連法規の例 |
|---|---|---|
| 輸入禁止品 | 麻薬、拳銃、偽ブランド品、わいせつ物等 | 関税法 等 |
| 輸入規制品(許可・承認が必要) | 食品、食器、乳幼児向けおもちゃ | 食品衛生法 |
| 化粧品、石鹸、医薬品、医療機器 | 医薬品医療機器等法(薬機法) | |
| 動植物、ワシントン条約該当品 | 植物防疫法、家畜伝染病予防法 等 | |
| PSE対象の一部電気製品 | 電気用品安全法 |
特に、口や肌に触れるものは安全性の観点から規制が厳しく、初心者はこれらのジャンルを避けるのが賢明です。
PSEマークは必須?電化製品の販売で絶対に注意すべきこと
電気用品安全法では、特定の電気製品に国の安全基準適合を示す「PSEマーク」の表示が義務付けられています。対象製品の例:
- モバイルバッテリー
- ACアダプター(コンセントに挿す充電器)
- LED電球
PSEマークのない対象品を販売するのは違法です。仕入れ時にサプライヤーへ取得状況や適合証明の有無を必ず確認しましょう。
古物商許可は必要?中国から「中古品」を輸入して販売する場合
| 古物商許可が… | ケース |
|---|---|
| 不要 | 中国から新品商品を仕入れて販売/自分の不要品販売 |
| 必要 | 中国から中古品を仕入れて転売目的で販売 |
多くの中国輸入は新品のため不要ですが、ヴィンテージや中古ブランド品を扱う場合は事前に管轄警察で許可を取得してください。
【実践編】規制をクリアして安全に月5万円!中国輸入メルカリ販売4ステップ
Step1:規制に強い「ノーブランド・ニッチ商品」のリサーチ術
- ノーブランド:知的財産侵害リスクが低い
- ニッチ:価格競争に巻き込まれにくい
- 規制対象外:食品、化粧品、電気製品などは避け、雑貨・アパレル小物から
具体策:メルカリで「新品・未使用」「売り切れ」に絞り込み、ブランド名がなく継続的に売れている商品を抽出。
Step2:失敗を避ける!信頼できる輸入代行業者の選び方
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 日本語対応 | 日本語で円滑なコミュニケーションが可能か |
| 検品サービス | 出荷前検品の有無(有料オプションの場合あり) |
| 手数料体系 | 料金が明確で隠れコストがないか |
| 実績と評判 | 運営歴・口コミの良好性 |
| 顧客サポート | トラブル時の対応速度と品質 |
手数料の安さだけで選ばず、総合的なサービス品質で判断しましょう。
Step3:【保存版】仕入れ前と出品前の安全確認チェックリスト
仕入れ前
- [ ] ブランドロゴやキャラクターは含まれていないか?
- [ ] 他商品のデザイン模倣の恐れはないか?(J-PlatPatで確認)
- [ ] 規制対象品(食品、化粧品、PSE対象等)ではないか?
- [ ] 信頼できる代行業者を選定しているか?
- [ ] 商品レビューと店舗評価は良好か?
出品前
- [ ] 商品は手元にあり、検品済みか?
- [ ] 商品写真は自分で撮影したものか?
- [ ] 誇大表現や虚偽はないか?
- [ ] 説明文やプロフィールに外部サイト誘導がないか?
Step4:メルカリShopsへ移行し、公式ルールでビジネスを始める
継続的にビジネスを行うなら「メルカリShops」の開設が安全で確実。準備書類の例:
- 本人確認書類
- 銀行口座情報
- (必要に応じて)開業届や許認可の写し
審査は厳格化していますが、検索上の露出・在庫管理機能など事業者向けメリットが大きいプラットフォームです。
それでも「売れない」を防ぐために。よくある失敗例と対策
失敗例1:商品説明が不十分・魅力が伝わらない
- ターゲット・利用シーン・使い方を具体的に記載
- サイズ・素材・色・重量などスペックを正確に
- 使用メリットを明確化(例:バッグ内の整理が楽になる 等)
失敗例2:価格設定が不適切(高すぎる・安すぎる)
- コスト洗い出し:商品原価、国際送料、関税・消費税、代行手数料、メルカリ手数料(10%)、国内送料
- 競合価格を調査:同等商品の売れ筋価格帯を確認
- 目標利益を上乗せして価格設定
失敗例3:ライバルと同じ商品ばかり仕入れている
- 少しずらす:人気ジャンルの中で差別化されたデザインや機能
- セット化:関連商品を組み合わせて付加価値
- ターゲット特化:「〇〇好き向け」などニーズに絞る
メルカリ依存から脱却!規制強化時代を生き抜く販路戦略
| プラットフォーム | メリット | デメリット | おすすめ戦略 |
|---|---|---|---|
| メルカリShops | ユーザー数が多い、事業者機能が充実 | 審査厳格、手数料10% | 主力販路として基盤構築 |
| Yahoo!フリマ | 販売手数料が低め、PayPay層に強い | 集客はメルカリに劣る | 併用で利益率向上 |
| Amazon | FBAが強力、スケールしやすい | 月額・手数料が高め、競合多い | ヒット商品の量販ステップ |
| 自社EC | 手数料低、ブランディング自由、顧客資産化 | 集客難、運営コスト | ファン化商品で長期ブランド構築 |
まずはメルカリShopsで実績を積み、得た資金とノウハウを元に他販路へ展開するのが王道です。
まとめ:正しい知識でリスクを回避し、安全な副業への第一歩を踏み出そう
- 規制の背景:プラットフォーム健全化の流れを理解する
- 禁止行為の徹底理解:無在庫・権利侵害などは一発アウト
- 法律遵守:PSE・古物商など、日本の法規を確認
- 安全な実践法:ノーブランドリサーチ、代行業者の活用、チェックリスト運用
- 将来展望:メルカリShops移行+他販路展開でリスク分散
環境は厳格化していますが、ルールを理解し誠実に取り組む人にとってはチャンスです。まずは「売り切れ」検索から需要を確認し、正しい知識を武器に安全な副業への扉を開きましょう。
参考リンク
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