中国輸入基礎知識 注意点・法規制

【2025年最新】中国輸入の税関審査が厳しい商品リストと対策|30年のプロが教える通過のコツ

2025年9月9日

 

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「2025年に向けて中国輸入の税関審査が厳しくなるらしい…」
「もし自分の商品が差し止められたら、事業に大打撃が出てしまうのでは…」

中国輸入ビジネスに取り組む中で、あなたも今、このような漠然とした不安を抱えているかもしれません。
国際情勢の変化や国内法の厳格化に伴い、税関の目が年々厳しくなっているのは事実です。
しかし、心配する必要はありません。
正しい知識を持ち、適切な準備さえすれば、税関審査は決して乗り越えられない壁ではないのです。

この記事では、30年にわたり輸入貿易の現場に立ち続けてきた専門家の視点から、2025年に向けて特に注意すべき商品リストと、税関審査をスムーズに通過するための具体的な対策を徹底解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたは予期せぬトラブルを未然に防ぎ、安心してビジネスを成長させるための確かな羅針盤を手に入れることができるでしょう。

なぜ2025年に向けて中国輸入の税関審査は厳格化するのか?

【要注意リスト】2025年、税関で特に厳しくチェックされる5大カテゴリー

今さら聞けない!中国からの輸入禁止品と規制品の違い

税関審査を99%スムーズに!専門家が実践する5つの鉄則

【一歩先を行く対策】審査を有利に進める「AEO(認定事業者)制度」とは?

万が一、税関で商品が差し止められた時の完全対処マニュアル

【専門家が提言】ビジネスを安定させる根本的なリスク回避術

まとめ:2025年の規制強化をチャンスに変え、中国輸入ビジネスを成功へ導こう

なぜ2025年に向けて中国輸入の税関審査は厳格化するのか?

近年、中国輸入における税関審査が厳しくなっている背景には、いくつかの複合的な要因があります。
これは単なる一時的な現象ではなく、国際社会と日本国内の大きな流れが関係しています。
なぜ今、審査が厳格化しているのか、その理由を正しく理解することが、的確な対策を講じる第一歩となります。

背景1:安全保障・知的財産保護に関する国際的な要請の高まり

世界的に、テロ資金供与の防止や、安全保障上の脅威となる物品の流通阻止が重要課題となっています。
これに伴い、日本の税関も国際的な協力体制のもと、水際対策を強化しているのです。

また、巧妙化する偽ブランド品やアニメの海賊版といった知的財産侵害物品の取り締まりも厳しくなっています。
これは日本のブランドやコンテンツホルダーを保護するだけでなく、健全な市場経済を守るための国際的な要請でもあります。

背景2:消費者保護を目的とした国内関連法の改正と執行強化

私たちの暮らしの安全を守るため、日本国内の法律も年々アップデートされ、その運用が厳格になっています。
特に中国輸入ビジネスと深く関わる法律は、重点的なチェック対象です。

関連法規 主な対象商品 概要
電気用品安全法(PSE法) モバイルバッテリー、ACアダプター、家電など 火災や感電事故を防ぐため、特定の電気用品に安全基準適合を示すPSEマークの表示を義務付けています。
薬機法(旧・薬事法) 化粧品、医薬品、医療機器、サプリメントなど 人の健康や身体に影響を与える製品の品質、有効性、安全性を確保するための法律です。製造・販売には許可が必要です。
食品衛生法 食品、食器、調理器具、乳幼児用玩具など 飲食に起因する健康被害を防ぐため、食品や添加物、容器包装などの規格や基準を定めています。

これらの法律に違反する商品が国内に流入するのを防ぐため、税関は輸入段階でのチェックを強化しているのです。

【要注意リスト】2025年、税関で特に厳しくチェックされる5大カテゴリー

では、具体的にどのような商品が税関で厳しくチェックされるのでしょうか。
ここでは、特に注意が必要な5つの商品カテゴリーを、必要な手続きや関連法規とあわせて解説します。
ご自身が扱っている、あるいはこれから扱おうとしている商品が該当しないか、しっかり確認してください。

カテゴリー 主な商品例 関連法規・制度 特に注意すべき点
1. 電子機器・バッテリー モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン、ACアダプター 電気用品安全法(PSE)、電波法(技適) 法律で定められた認証マークの有無
2. 化粧品・医薬品類 スキンケア用品、サプリメント、美顔器 薬機法 成分、表示、販売許可の有無
3. 食品・食器・乳幼児製品 タンブラー、カトラリー、ベビー用品、ペットフード 食品衛生法 材質、塗料の安全性、輸入届出の要否
4. 偽ブランド・キャラクター品 有名ブランドのロゴ入り商品、アニメキャラクター商品 商標法、著作権法、意匠法 知的財産権の侵害にあたらないか
5. 動植物製品 革製品、毛皮、漢方薬、木製製品 ワシントン条約(CITES) 規制対象の動植物が使われていないか

カテゴリー1:電子機器・バッテリー関連(PSE/PSCマーク、技適マーク)

モバイルバッテリーやACアダプター、コンセントに接続する家電製品は、電気用品安全法(PSE法)の対象です。
これらの製品には、国の定めた安全基準を満たしたことを示す「PSEマーク」がなければ輸入・販売できません。
また、BluetoothイヤホンやWi-Fiルーターのように電波を発する機器は、「技適マーク」がなければ電波法違反となります。

これらのマークがない製品は、税関でほぼ確実に差し止められます。
仕入れ前に、製造工場がこれらの認証を正規に取得しているか、必ず確認しましょう。

カテゴリー2:化粧品・医薬品・サプリメント類(薬機法)

化粧品、サプリメント、美顔器といった商品は薬機法の規制対象であり、特に厳しい管理下にあります。
「個人使用目的」と「販売目的」では、求められる基準が全く異なる点に注意が必要です。

販売目的で輸入する場合、成分のチェックはもちろん、日本語での成分表示ラベルの貼付、そして「化粧品製造販売業許可」といった専門的な許可が必要になります。
「海外で人気だから」という理由だけで安易に仕入れると、法律違反となり、商品をすべて没収されるリスクがあります。

カテゴリー3:食品・食器・乳幼児用製品(食品衛生法)

人の口に直接触れるものや、抵抗力の弱い乳幼児が使う製品は、食品衛生法に基づき厳しくチェックされます。
食器や調理器具は、有害物質が溶け出さないかどうかの検査基準が定められています。

販売目的でこれらの商品を輸入する場合、厚生労働省検疫所に「食品等輸入届出書」を提出する必要があります。
これを怠ると、税関を通過することはできません。
安全性の証明ができない商品は、国内での販売が許可されないのです。

カテゴリー4:偽ブランド品・キャラクター商品(知的財産権)

有名ブランドのロゴやデザインを模倣した商品、人気アニメのキャラクターを無断で使用した商品は、知的財産権(商標権、意匠権、著作権)を侵害する物品として、輸入が固く禁じられています。
これは事業者自身が「偽物と知らなかった」としても、言い訳にはなりません。

税関職員は専門的な知識を持っており、精巧な偽物でも見抜きます。
少しでも疑わしい商品は、絶対に仕入れないようにしてください。
信頼できるサプライヤーから仕入れることが、最大のリスク回避策です。

カテゴリー5:ワシントン条約(CITES)に該当する動植物製品

ワシントン条約(CITES)は、絶滅の恐れのある野生動植物の国際取引を規制する条約です。
意外な商品がこの条約の対象となっていることがあるため、注意が必要です。

例えば、ワニ革やヘビ革のバッグ、象牙製品、特定の木材(ローズウッドなど)を使用したギターなどが該当します。
これらの商品を輸入するには、輸出国政府が発行した許可書が必須です。
許可書なしでは100%輸入できず、没収の対象となります。

今さら聞けない!中国からの輸入禁止品と規制品の違い

税関のルールを理解する上で、まず「輸入禁止品」と「輸入規制品」の違いを明確に把握しておくことが重要です。
この2つは意味が大きく異なります。

区分 定義 具体例 違反した場合
輸入禁止品 法律により、いかなる理由があっても日本国内への持ち込みが許されていないもの。 麻薬、拳銃、爆発物、偽造通貨、児童ポルノ、知的財産侵害物品など。 没収の上、逮捕・起訴など刑事罰の対象となる可能性があります。
輸入規制品 他の法律の規定により、輸入するために許可・承認・証明などが必要なもの。 食品、医薬品、化粧品、動植物、銃砲刀剣類など。 必要な手続きを行わなければ、没収や返送(積戻し)の対象となります。

絶対に輸入できない「輸入禁止品」の代表例

以下の品物は、関税法で「輸入してはならない貨物」として定められています。
ビジネスとして扱うことはもちろん、個人で持ち込むこともできません。

  • 麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚醒剤
  • 拳銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾、拳銃の部品
  • 爆発性の物、火薬類の物
  • 化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律の特定物質
  • 偽造、変造、模造の貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手
  • 公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品(わいせつ物、児童ポルノなど)
  • 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、育成者権を侵害する物品

許可や承認があれば輸入できる「輸入規制品」の代表例

一方、こちらの品物は、必要な条件を満たせば輸入が可能です。
しかし、その手続きは複雑で専門的な知識を要する場合が多く、安易な考えで手を出すとトラブルの原因になります。

  • 食品、添加物、食器、乳幼児用玩具など
    • 関連法規:食品衛生法
    • 必要な手続き:食品等輸入届出書の提出、検査など
  • 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器など
    • 関連法規:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)
    • 必要な手続き:製造販売業許可、成分証明、輸入届出など
  • 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)の附属書に掲げる動植物及びその派生物
    • 関連法規:外国為替及び外国貿易法
    • 必要な手続き:輸出国政府機関等が発行する輸出許可書、経済産業大臣の輸入承認など
  • 銃砲、刀剣類
    • 関連法規:銃砲刀剣類所持等取締法
    • 必要な手続き:都道府県公安委員会の所持許可など

税関審査を99%スムーズに!専門家が実践する5つの鉄則

税関審査をスムーズに通過するためには、日頃からの準備と正しい知識が不可欠です。
ここでは、輸入ビジネスのプロが実践している、トラブルを未然に防ぐための5つの鉄則をご紹介します。

鉄則1:インボイス(仕入書)は「誰が読んでも分かるように」正確・詳細に書く

税関職員が最初に目にするのがインボイスです。
この内容が不明瞭だと、審査が長引く最大の原因となります。
「誰が読んでも誤解のしようがない」レベルで、正確かつ詳細に記載することが鉄則です。

NGな記載例 OKな記載例 なぜNGなのか
Electronics Portable Power Bank (Li-ion, 10000mAh) 品名が曖昧で、具体的な製品が不明。危険品に該当する可能性を疑われます。
Clothes Men's Cotton T-shirt (100% Cotton) 素材や用途が不明。関税率の特定が困難です。
Gift / Sample Plastic Keychain (Promotional sample, No commercial value) 商業貨物であるにもかかわらず関税逃れを疑われます。サンプルでも正確な品名と0円でない価格(例:0.1ドル)を記載すべきです。

鉄則2:HSコードを正しく申告し、関税率の誤解を防ぐ

HSコードとは、あらゆる物品を世界共通の品目番号で分類するものです。
このコードによって、関税率が決定されます。
間違ったHSコードを申告すると、意図せず関税を過少に申告してしまい、後から追徴課税されるリスクがあります。
税関のウェブサイト「ウェブタリフ」などで、事前に正しいコードを確認しましょう。

鉄則3:アンダーバリュー(過少申告)は脱税行為。絶対にしない

関税額を安くするために、インボイスに実際の取引価格より安い金額を記載することをアンダーバリューと言います。
これは明確な脱税行為であり、税関が最も厳しく監視している不正の一つです。
税関は膨大な取引データを保有しており、市場価格とかけ離れた申告は簡単に見破られます。
発覚した場合は、本来の税額に加え、重加算税という重いペナルティが課され、ビジネスの存続自体が危うくなります。

鉄則4:必要な許可証・証明書は仕入れ「前」に準備を終える

「商品は先に送って、許可申請は後からやろう」という考えは非常に危険です。
PSEマークの適合性証明書や食品衛生法の届出などは、取得に時間がかかるものも少なくありません。
必要な書類が揃わない限り、貨物は税関の保税地域から一歩も出すことができず、その間も保管料はかさみ続けます。
必ず、商品を中国から発送する「前」に、すべての許可・証明手続きを完了させておきましょう。

鉄則5:実績豊富でコミュニケーションが密なパートナー(代行・通関業者)を選ぶ

規制が複雑化する中、すべての情報を自力で追いかけるのは困難です。
そこで重要になるのが、信頼できるビジネスパートナーの存在です。
特に、輸入代行業者や通関業者は、あなたのビジネスの生命線を握る存在と言っても過言ではありません。
料金の安さだけで選ぶのではなく、以下の点をチェックして、長期的な関係を築けるパートナーを見つけましょう。

  • 規制対象品目に関する知識が豊富か
  • 最新の法改正や通達について情報提供してくれるか
  • 問い合わせに対するレスポンスが速く、丁寧か
  • 万が一トラブルが発生した際に、解決に向けて動いてくれるか

【一歩先を行く対策】審査を有利に進める「AEO(認定事業者)制度」とは?

さらに一歩進んだ対策として、AEO(Authorized Economic Operator)制度の活用が挙げられます。
これは、貨物のセキュリティ管理と法令遵守の体制が整備された事業者に対し、税関が承認を与える制度です。
承認を受けると、税関手続きにおいて様々なメリットを享受でき、「税関の顔パス」とも言える信頼を得ることができます。

 

「税関の顔パス」? AEO制度で得られる3つの大きなメリット

AEO事業者に認定されると、主に以下のようなメリットがあります。
これにより、ビジネスのスピードと安定性が格段に向上します。

メリット 具体的な内容 事業への好影響
1. 検査・審査の簡素化 税関による貨物検査の確率が大幅に低下し、書類審査も簡略化されます。 リードタイムの大幅な短縮、納期の安定化。
2. 手続きの迅速化 特定の保税地域に貨物を置いたまま、輸入許可を受けることができます。 キャッシュフローの改善、販売機会の最大化。
3. 国際的な信頼の獲得 AEO制度は世界共通の基準であり、海外の取引先からの信頼も向上します。 新規取引の拡大、有利な条件での交渉。

あなたは対象?AEO(特定輸入者)の承認要件と申請フロー

AEOの承認を受けるには、一定の基準を満たす必要があります。
大企業向けの制度と思われがちですが、法令遵守の意識が高ければ中小企業でも取得は可能です。

主な承認要件 具体的な内容
法令遵守規則の整備 輸入関連法規を遵守するための社内ルールや管理体制が構築されていること。
財務状況の健全性 安定した事業運営が可能であること。
セキュリティ管理体制 貨物の盗難や不正な混入を防ぐための管理体制が整備されていること。

申請は、管轄の税関に申請書と関連資料を提出することから始まります。
その後、税関による審査や現地調査を経て、承認の可否が判断されます。
準備には時間がかかりますが、長期的な視点で見れば、ビジネスの大きな資産となるでしょう。

 

 

万が一、税関で商品が差し止められた時の完全対処マニュアル

どれだけ注意していても、予期せぬトラブルで商品が税関で差し止められてしまう可能性はゼロではありません。
その際にパニックにならず、冷静に対処するための手順をマニュアルとしてまとめました。

Step1:「輸入許可通知書」が届かない…通知書の種類と内容を正確に把握する

商品が日本に到着し、問題なく通関すれば「輸入許可通知書」が発行されます。
これがなかなか届かず、代わりに税関から別の通知が届いた場合、何らかの問題が発生したサインです。
まずは、届いた通知書の名称と内容を正確に確認しましょう。

通知書の種類(例) 主な内容
認定手続開始通知書 あなたの貨物が、知的財産侵害物品などに該当する疑いがあるため、これから税関が認定手続(該非判断)を開始するという通知。
意見の聴取通知書 あなたの貨物が、法律上の要件を満たしていない疑いがあるため、税関があなたの意見を聞く機会を設けるという通知。

これらの通知書には、必ず「差し止めの根拠となった法律」と「理由」が記載されています。
ここを読み解くことが、次の対策の出発点となります。

Step2:税関への問い合わせと必要書類の準備・提出

通知書の内容を確認したら、記載されている税関の担当部署に速やかに連絡を取りましょう。
そこで、差し止めの具体的な理由や、今後どのような対応をすればよいのかを確認します。
多くの場合、貨物が法律上の要件を満たしていることを証明するための書類の提出を求められます。

  • 商品の詳細な仕様書やカタログ
  • 正規ライセンス品であることを証明する契約書や許諾書
  • PSEマークや技適マークの適合性証明書
  • 取引の経緯がわかるメールやチャットの履歴

Step3:輸入を認めてもらうための「意見の申述」または「審査請求」

提出した書類や説明によっても税関の疑いが晴れない場合、正式に不服を申し立てる手段があります。
一つは「意見の申述」で、指定された期日までに書面や口頭で輸入者側の主張を伝えるものです。
それでも判断が覆らない場合は、さらに上級の行政庁に対して「審査請求」という、より法的な手続きに進むことも可能です。
この段階では、通関士や弁護士といった専門家の助けを借りることを強く推奨します。

Step4:やむを得ない場合の「貨物の返送・滅却」手続きと費用

あらゆる手を尽くしても輸入が認められなかった場合、最終的にその貨物をどうするかを決めなければなりません。
選択肢は、中国の発送元へ送り返す「積戻し(返送)」か、日本国内で処分する「滅却」の2つです。
どちらを選ぶにせよ、費用は輸入者の負担となります。
保管料、運送費、処分費用などを考慮し、損失を最小限に抑えるための苦渋の決断が必要になります。

【専門家が提言】ビジネスを安定させる根本的なリスク回避術

これまでの対策は、いわば目の前の問題を解決するための「対症療法」です。
しかし、ビジネスを長期的に安定させるためには、より根本的なリスク管理の視点が欠かせません。

失敗事例に学ぶ!ベテランでも陥る「税関トラブル」3つの落とし穴

長年の経験がある事業者でさえ、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
ここでは、よくある失敗事例を3つご紹介します。

  1. 「サンプルはOKだったから」の油断
    • サンプル品では問題なく通関したのに、本発注のロットで素材や仕様がわずかに変更されており、それが規制に抵触してしまった。
  2. 法改正・新通達の見逃し
    • これまで問題なく輸入できていた商品が、法改正や税関の運用変更によって突然、規制対象となってしまった。
  3. パートナーへの丸投げ
    • 「代行業者がやってくれるから」と任せきりにし、インボイスの内容や法規制について自社で全く把握していなかったため、トラブル発生時に何も対応できなかった。

これらの失敗は、いずれも「自分は大丈夫」という慢心や、情報収集の怠りが原因です。

30年のプロ、中元大輔が実践する継続的な情報収集術

法律や規制は常に変化しています。
安定したビジネスを続けるためには、常にアンテナを高く張り、最新の情報をキャッチアップし続けることが不可欠です。

  • 税関 (Customs) のウェブサイトを定期的にチェックする:
    • 特に「輸入差止申立情報」や「プレスリリース」には、最新の取締り状況や法改正の情報が掲載されます。
  • JETRO(日本貿易振興機構)の情報を活用する:
    • 各国の貿易管理制度に関する詳細なレポートやQ&Aが充実しており、非常に参考になります。
  • 信頼できるパートナーと密に連携する:
    • 日々の業務で税関と接している通関業者や代行業者は、現場の生きた情報を持っています。定期的に情報交換を行いましょう。

信頼できる専門家のサポートでビジネスを加速させる【実績紹介】

とはいえ、多忙なビジネスの傍ら、これらすべての情報を一人で追いかけ、正しく判断するのは至難の業です。
そんな時こそ、専門家の知見を頼ることが、結果的に時間とコストを節約し、ビジネスを成功に導く最短ルートとなります。

私、中元大輔は、30年にわたる輸入貿易業の経験を活かし、セミナーやコミュニティ運営を通じて、数多くの事業者様の中国輸入ビジネスをサポートしてきました。
例えば、不良在庫を抱え経営が圧迫されていた企業様が、私のアドバイスによって在庫を現金化し、新たな商品開発に成功した事例もあります。
また、私が運営するコミュニティでは、メンバーの平均月商がサポート開始後に約30%増加するなど、具体的な成果も出ています。

これは、単にノウハウを提供するだけでなく、中国の信頼できる代行業者との強力なネットワークや、同じ志を持つ仲間との情報交換の場を提供することで、参加者が安心してビジネスに集中できる環境を整えているからです。

まとめ:2025年の規制強化をチャンスに変え、中国輸入ビジネスを成功へ導こう

最後に、本記事の要点を改めて確認しましょう。

  • 規制強化の背景を理解する: 安全保障や消費者保護の観点から、税関審査の厳格化は今後も続く。
  • 要注意品目を把握する: 特に電子機器、化粧品、食品、偽ブランド品、動植物製品は入念な準備が必要。
  • 5つの鉄則を遵守する: 正確なインボイス、正しいHSコード、アンダーバリューの禁止、事前の許可取得、信頼できるパートナー選びが基本。
  • 万が一に備える: 差し止められた際の対処フローを理解し、冷静に行動する。
  • 継続的な情報収集と専門家の活用: 変化に対応し続けることが、ビジネスを安定させる鍵。

規制強化は、一見するとビジネスのリスクのように思えるかもしれません。
しかし、見方を変えれば、これは大きなチャンスです。
正しい知識で適切に対応できる事業者にとっては、安易な考えで参入してくる競合を排除する「参入障壁」となるからです。
本記事で解説した内容を実践し、2025年に向けた規制の波を乗りこなし、あなたの中国輸入ビジネスを確かな成功へと導いてください。


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  • この記事を書いた人

中元大輔

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こんにちは!中元大輔です。輸入貿易業に30年携わり、中国輸入ビジネスの専門家として活動しています。副業を始めたい方や、売上が伸び悩んでいる方々に、実践的で効果的なアドバイスをお届けします。

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