関税と消費税 税務関係 中国輸入基礎知識

関税で差がつく!中国輸入の最初の一歩|初心者が陥りやすい落とし穴と利益を守る実務ポイント

 

中国輸入OEM Amazon販売特訓無料セミナー:
ゼロから始めるAmazon販売で独立と飛躍を目指す

2025年10月23日(木)19:00~21:30
2025年10月24日(金)19:00~21:30
2025年10月25日(土)11:00~14:00

全日程ともすべてZOOMを使用したオンライン開催となります


セミナー詳細はこちら

関税についてビジネスを大きくする最初の一歩を解説!
今回の動画では、中国からの製品輸入における関税の注意点と、初心者が陥りやすい落とし穴について解説します。安全に仕入れを行うために重要なポイントや、利益を出すための方法を紹介します。中国輸入に興味がある方は必見です。

動画で学ぶ

実例と図解で分かりやすく解説しています。まずは本動画で計算と書類の型を押さえましょう。

この動画で分かること

  • 関税の基本構造(関税+消費税+必要に応じ地方税や手数料)
  • HSコードの決め方と注意点
  • 課税価格(CIF)の考え方と計算式
  • インコタームズで総コストが変わる理由
  • 特恵関税・EPA/FTAの活用の可否
  • よくある落とし穴と対策

まず押さえるべき基本

  • 課税対象は「課税価格(CIF)=商品代金+国際運賃+保険料」
  • 輸入時は「関税 → 関税含む課税標準に対し消費税(10%)」の順で課税
  • 関税率は品目(HSコード)で決まり、同じ商品でも材質・用途で変動

HSコードの決め方とリスク回避

  • 原則は「実体基準」。商品名やセラーの説明ではなく、材質・機能・用途で分類
  • 資料を揃える:仕様書、材質比率、写真(外観・構造)、用途説明
  • 税番の事前確認方法:
    • 税関の輸入統計品目表・タリフ検索で候補を洗い出す
    • 不明な場合は「事前教示制度」に申請して確定させるのが安全
  • 誤分類のリスク:追徴関税・延滞税・罰則の可能性。早期に確定を

関税計算の基本式(例)

  • 課税価格(CIF)= 商品代金(FOB)+ 国際運賃(Freight)+ 保険料(Insurance)
  • 関税= 課税価格 × 関税率
  • 輸入消費税=(課税価格 + 関税)× 10%
  • 総支払額(税関関係)= 関税 + 輸入消費税

注:実務では通関手数料、港湾費用、国内送料も加わり、総コストに影響します。

インコタームズで変わるコストと責任

  • EXW/FOB/CIF/DAP/DDPなどで、誰が国際運賃・保険・通関を負担するかが変わる
  • 初心者は「FOB」か「CIF」スタートが扱いやすい(運賃の透明性が高い)
  • DDP提案は便利だが、税金内訳が不透明になりやすく割高リスク。見積内訳を必ず確認

特恵関税・EPA/FTAの活用

  • 中国原産品は多くが通常関税。EPA対象外が多いが、対象品目は原産地証明で軽減可
  • 原産地証明類(RCEP Form、原産性基準)を満たせるかサプライヤーに確認
  • 手続きコストと関税削減額を比較し、メリットが出る場合のみ活用

初心者が陥りやすい落とし穴

  • 見積に国際運賃/保険/手数料が含まれておらず、着地でコスト超過
  • HS誤分類で税率が上がり、利益が消える
  • DDPで支払い、税額の内訳が不明なまま原価高止まり
  • ギフト申告や低申告などの不適切運用に巻き込まれる(違法・リスク大)
  • FBA直送でインボイス不備(英語商品名・材質・数量・単価・通貨・原産国・INCOが不足)

安全に仕入れるためのチェックリスト

  • 品目仕様書(材質・サイズ・用途)と写真を準備
  • HSコード候補と税率を事前に調査、事前教示の検討
  • インコタームズを合意(契約書/POに明記)
  • 商業インボイスとパッキングリストのテンプレを標準化(英語)
  • 国際運賃見積(航空/船便、DDP提案は内訳確認)を比較
  • 輸送保険の付保条件と免責、補償額(CIFのI)を確認
  • 初回は通関業者/フォワーダーを活用し、疑問点は事前相談

利益を守るコスト設計

  • 原価= 商品代金+海外内陸費+国際運賃+保険+関税+輸入消費税+通関/港湾費+国内配送料
  • 1個当たり原価に着地させ、売価−手数料(Amazon手数料/配送)−広告費で粗利を試算
  • 関税率シナリオ(候補HSで±数%)と運賃シナリオ(繁忙期/燃油サーチャージ)で感度分析

ケーススタディ(簡易)

  • 前提:FOB $5、運賃$1.2、保険$0.05、関税率5%、為替150円/USD
  • 課税価格=6.25USD → 関税=0.3125USD → 輸入消費税=約0.656USD
  • 税関関係=約0.968USD/個。これに国内費用を加えて原価を確定

 

よくある質問

Q. HSコードは自分で決めてもいい?

A. 可能ですが、迷う場合は税関の事前教示や通関業者に確認するのが安全です。誤分類のリスクは高コストです。

Q. DDPは使っても大丈夫?

A. 信頼できる業者かつ内訳が明瞭なら可。内訳不提示のDDPは避け、FOB/CIFで透明性を確保するのが無難です。

Q. 関税は節約できる?

A. 合法的にはHSの正確化、特恵・RCEP等の活用、製品仕様(材質比率)の見直しで税率が変わる場合があります。

まとめ

  • 関税は「HSコード×CIF」で決まる。まずは分類を正しく
  • インコタームズと書類整備でコストとトラブルを予防
  • 着地原価を1個単位で見える化し、利益逆算で意思決定

関税と通関の型が整えば、仕入れは一気に安定します。この記事をチェックリスト化し、次の仕入れから実装してください。

セミナー開催のお知らせと無料面談受付中

中国輸入ビジネスの正しい始め方と成功の秘訣をお伝えするセミナーを定期開催しています。

 

 

原理原則に基づいた持続可能なビジネス構築法を、実例を交えて詳しく解説いたします。

 

もし中国輸入で何か質問したい

聞きたいなどあれば無料相談やメールで問い合わせを受け付けています。

お気軽にご相談ください

また、個人面談では、お客様一人ひとりの状況に合わせて、最適なアドバイスを提供し、ビジネス成功をサポートいたします。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

無料個人面談のお申込みはこちら

NBCサポートの詳細はこちら

あなたのAmazonビジネスの成功を、心から応援しています!

 

面談お申し込みQRコード

 

  • この記事を書いた人

中元大輔

ブログにご訪問していただき
有難うございます!!

こんにちは!中元大輔です。輸入貿易業に30年携わり、中国輸入ビジネスの専門家として活動しています。副業を始めたい方や、売上が伸び悩んでいる方々に、実践的で効果的なアドバイスをお届けします。

「NBCトラストメンバーズ」では、中国側と連携し、信頼関係を重視しながら、Amazonや楽天、ヤフショなどでの商品販売を通じて、安定した収入を得る方法を楽しく学んでいます。

このブログでは、私の経験とノウハウをシェアし、皆さんのビジネス成功をサポートします。一緒に成長し、夢を実現していきましょう!

-関税と消費税 税務関係, 中国輸入基礎知識
-, , , , , , , , , , , , , , , , , ,