私が50年以上も前の昭和の時代に通販の原点とも言える経験をしたこととAmazon中国輸入を10年以上前の平成の終わりに始めた頃の話も交えて書いてみたいと思います。
ひまつぶしと思い昔話に少々お付き合い頂けたら幸いです。
50年以上前に通販で買ったウナギイヌのトレーナー
2024年現在65歳になったばっかりですが、私が小学校4年生か5年生のころの話です。
私は角の四角い少年漫画雑誌をお小遣いを全突っ込みし毎週購入していたほどの漫画少年でした。
各雑誌の中でも読む漫画は限られてましたが、好きな漫画は夢中で読んでたと思います。
その頃大人気だった天才バカボンのひとつのキャラでお父さんはイヌでお母さんはウナギと言うウナギイヌのトレーナーが、少年サンデーだったと思いますが、先着申込限定で通信販売されているのを見つけました。
ウナギイヌのキャラが好きだったこともあり、見つけた瞬間もうこれは絶対欲しいと思いました。
私は速攻で小学館宛に申込はがきを送りました。
支払い方法は、現金書留で代金を送ったのか、定額小為替だったのかよく覚えていません。
値段もいくらだったのか覚えていません。
少しだけ貯めてたお年玉を突っ込んだと思います。
「いつ来るんやろ」 ドキドキしながら商品到着を待ちました。
ついに欲しかったウナギイヌのトレーナーが到着し、開けた瞬間箱の中が光ってるように感じました。
ウキウキしながら学校に着ていくと、天才バカボンに詳しい奴は何処で売ってるのかしきりに聞いてきてた記憶があります。
通販で手に入れてるとはだれも思わなかったと思います。
勿論学校でそれを着ているやつは一人もいませんでした。
通販で手に入れたのでどこの店も売っていません。今で言う限定レアキャラものってやつですかね
私の家は商売人だったせいか、オカンもオヤジも家にほとんどいなかったので、子供の頃からおこづかいもらって何でも自分で買っていました。
服も金をもらって、近所のGパン屋さんで欲しい服を自分で買っていました。LEEがお気に入りのブランドでした。
ウナギイヌのトレーナーは、超お気に入りで毎日のように着ていたと思います。子供ながらに買って良かったと満足していました。
最後袖と肘が擦り切れてぼろぼろになるまで着倒してた事を覚えています。
それぐらい記憶に残った通販での買い物でした。
シーモンキーて何?
その頃同じく漫画の本の裏にはいろんな通信販売の商品広告があり漫画を見終わった後その広告を見るのがひとつの楽しみでした。
メリケンサックや透視できるスパイカメラなど、今なら子供だましのような商品に胸を躍らせていました。
そしてその中の一つに「タイムカプセルに乗ってきた!」というキャッチコピーと人間の様なイラストの、広告に目が留まりました。
それはシーモンキーという名前のなんかのペットのようです。
これはもうじかに見てみたいと欲望にかられました。
シーモンキーは、エビやカニの仲間であるアルテミア(別名ブラインシュリンプ)を改良した小型の甲殻類で、水を与えるだけで孵化して育つ生き物です。数億年前から存在し、卵の状態で何年も何十年も生き続けることから「タイムトラベラー」や「生きた化石」とも呼ばれています。
価格.comマガジンより引用
懐かしの「シーモンキー」飼育キットが復活! 謎の生物を育ててみた
昭和の時代にCMなどで話題になっていた謎の生物「シーモンキー」を覚えていますか?
生物なのにおもちゃ屋さんで売っていて、水に卵を入れるだけで生まれてきて飼えるという謎すぎる生き物! 「シーモンキー」というキャッチーな名前も、子供の心をわしづかみにしていました。
弟や妹も私がシーモンキーの話をしていたので注文すると言ったら、二人とも無邪気に目を輝かせて「シーモンキーてなにぃ?」「シーモンキーはよみたいなぁ」「いつくるのぉ」「はよ頼もうなぁ」とせがまれました。
シーモンキーとはあの時代に1億年まえから姿がかわってないらしいエビの一種をシーモンキーとなづけて売り出し、爆発的ヒットした商品です。
あれは多分ぼろもうけしたと思います。
昭和生まれの方なら学研の科学と学習でも学校に売りに来てたのでご存じかと思います。
その頃の通信販売は今のように簡単には買えなかったので、郵便局に行って定額小為替にお金を変えて書留で、私書箱宛に送ってたと思います。
ウナギイヌのトレーナーで一度経験していたので定額小為替で送る事が出来ました。
神戸の二宮というところにある近所の郵便局で送ったことを覚えています。
全て記憶がおぼろげだけど、確実に覚えているのは、申し込んでから、本当に「シーモンキー」が来るのか騙されてるんじゃないかと思い、もやもやした事です。
オカンが私に「そんなわけのわからんもんにお金使って、あんたきっと騙されてるわ」「東京なんか悪い大人の人多いねん」と脅かされました。
心の中で近所のおっさんらの方がよっぽど柄悪いと思っていました。
向うの人が住所間違えへんかとか毎日の様にどきどきして、頼んだものが着いているのか学校から帰ったら真っ先にオカンに聞いて到着を楽しみにしたのを覚えています。
それから何日か経ち、学校から帰ったらオカンが「なんか郵便小包届いてるで」って言ったので、これは、シーモンキーきたぞとあわてて封を破きました。
開けてみると待望のシーモンキーセット到着です。
するといつのまにか弟と妹も学校から帰ってきたようで、そばに来て興味津々で早く実験してほしそうにしていました。
①②③と四角い小さな袋に、番号と絵が描かれていました。
そして学校のテスト用紙のような紙の説明書には①と③の袋を水に入れてかき回せと書いてあります。
②の袋はエサのようです。
妹に「はよーはよー」とせがまれます。
そして①と③の袋を混ぜました。
しかし、何の反応もありません。
「あかんわ、騙された」心の中でそう思いました。
「しょぅーむなー」
弟と妹はがっかりしていました。
俺が一番がっかりじゃと思いました。
そしてほっておいたら、翌朝見たらもわもわーと水の中でいっぱい何かが発生しています。
すぐに寝ている弟と妹を起こしました。
寝ぼけた目をこすりながら、近寄ってきたら「わぁ~ シーモンキーやでぇ~」「ほんま、すごいなぁ」ふたりとも目をキラキラさせて、ニコニコしながら感動しています。
私は今もあの時のシーモンキーをそばで見ていた弟と妹のあの輝いた目が今でも忘れることができません。
テンヨーさんは60年以上続く素晴らしい会社
Amazon中国輸入を始めた頃通販について考えていて50年ぶりにこのシーモンキーの事を思い出しました。
そして昔私にシーモンキーを売った会社の事がふと気になりました。
今の時代は何でもネットで調べる事ができます。
そして調べたら、東京墨田区錦糸町にあるテンヨーという創立して60年以上経つ手品の会社が販売していました。
私の心に刺さったキャッチコピーを考えた人と会ってみたいと思いましたが、もう多分いらっしゃらないでしょうね。
テンヨーさんのHPを見ると、ジグソーパズルも売ってることに目が留まりました。
その文章を読んでみると、鳥肌が立ちました。
私自身今もセミナーで、「コンサルサポートは人によって目標や目的環境や性格も違うので1人1人に合うやり方でないとうまく行かない」それをよくジグソーパズルに例えて話をしていました。
テンヨーさんのジグソーパズルへの思いは自分が思ってる事とほぼ同じやんと驚きました。
世界最高品質を追求してるテンヨーのジグソーパズル
テンヨーさんHPより引用
世界最高の品質を追求
ジグソーパズルテンヨーのジグソーパズルの特徴、それは遊ぶ楽しさを追求したパーフェクトなフィット感です。
1ピースを入れるごとにピタリとはまる手応えは、テンヨーの技術だけが可能にした世界最高の品質です。
フィット感のないパズルを遊ぶと、ピースが正しくはまったかどうかたえず不安に思いながら組んでいくことになりますが、テンヨーのパズルなら1ピースごとに絵柄が完成していく喜びを味わうことができます。
パズルのカットラインも、専門のピースデザイナーが設計しており、多くのパズルを組んだ人ほど、その違いがわかります。
これはいつも私が、話してることにほかなりません。
自分が生まれた1年後に設立され今も継続されてる会社のテンヨーさん、自分の片思いですが50年前のシーモンキーから不思議な縁を感じました。
テンヨーさんの経営理念
テンヨーの前身は1960年に設立された天洋奇術研究所。
それまで専門家だけのものだった手品の道具を、一般の人に向けて販売することからスタートしました。
当時は、プロのマジシャンになりたいという人が多く集まり、初代の引田天功さんもここから育っていきました。
その後、社名は株式会社テンヨーとなり、小さいながらも開発部が生まれ、アイテムも一般パズルやパーティグッズ類、そしてジグソーパズルへと、大きく広がっていきました。
その間、手品は普通の人が演じるには難しいものというイメージを変えるため、誰もができる新しい手品の開発を長年に渡って試みてきました。
誰もその名前すら知らなかったジグソーパズルを日本で普及させるため、魅力あふれる絵柄の開発、徹底した品質の追求、またいまや業界のスタンダードとなった、紛失ピースをユーザーに直送するサービスカードのシステムなど、お客様を満足させるあらゆる工夫を実践してまいりました。
この結果、いまやテンヨーの手品は世界中で販売されており、「すぐにマスターできて失敗しないマジック」と折り紙つきです。
一方、日本におけるジグソーパズルも、すっかり定着して、世界中でいちばん高品質でバラエティに富んでいるといわれるほどのアイテムに育ちました。
いずれもテンヨーが20年以上の月日をかけて実現したものです。テンヨーでは、今後も、いままでになかった面白いもの、自分たちが遊んで本当に面白いと思うものを作り出し、お客様に最後まで喜んでいただけるよう努力してまいります。
「新しいものへの挑戦」「買ってよかったと満足していただける商品作り」
これが、私たちが創立以来かかげてきた2つのモットーです。
「新しいものへの挑戦」「買ってよかったと満足していただける商品作り」この2つのモットー
自分たちが遊んで面白いと思うものを作り出しお客様に最後まで喜んでいただける努力をする会社
昔の日本にはたくさんあったであろう会社
テンヨーさんは素晴らしいと思いました
60年も続いてる意味はまさに物販を伸ばすヒントが隠されていると思います。
画面の向こうの人々へ
いま私は中国から輸入してAmazonで売ることをしながら、そのやり方を教えることもしています。
インターネットで販売するのでお客さんの顔や表情は見えない。でも画面の向こうには確実に人がいます。
自分が欲しいと思ったり必要だと思ったりしたものをネットを介して買っている。
全員がそうだとおもわないけどすくなくとも何人かの人やまたその周りにいる人たちは、昔の自分のようにドキドキわくわくして商品の到着を待ってるに違いないと思います。
また私の弟や妹のように目を輝かせてそれを楽しみにしてる子供たちがいるかもしれません。
中国輸入ビジネスで大事と思う事
中国輸入転売ビジネスは稼げるとと称した教材を買って始めたけど、検品のことや中国商品の怖さなんて書いてないので、仕組化ばかり先走ってろくに検品もしない。
そんなぼろぼろの商品が、その人たちの手元に行ったらどんだけ悲しい事かと思います。
しかし現実的には、検品代にお金をかけすぎても回りません
私は子供のころに見た弟や妹の輝いた目が強烈に脳裏に焼き付いているから、あの気持ちを裏切りたくないそう思うのかもしれません。
もしかしたら自己満足とかなと思うときもあります。
質問に回答すらしない衝撃的な出品者たち
これは10年前にAmazon中国輸入を始めた頃の話です。
その頃は相乗り販売が主流で中国セラーはほぼいませんでした
2024年の現在ならこのセラーたちは多分アカウント停止確実です。
と言うかこの30件ほどの出品者継続してるとこはほぼいないようです。
その頃Amazonでの商品研究のために、色々商品をテストで買い、また出品者に質問もよくしていました。
30件ほどの相乗り出品者(住所はすべて日本)がいる、ランキング上位商品の類似品を、自分も売って行くためにある質問をした事がありました。
すると24時間以内に返事が来たのは1軒もなく、その後48時間以内に返事が来たところが1軒だけなのに衝撃を受けました。
「全くやる気ないのとちゃうか」そう思いましたが、片手間でやってるので返事ができないのか、それとも商品の事がわからないのか、どれかだと思いました。
評価数のそこそこあるとこ10軒に同じ質問しました。
その後も返事なしでやる気あるんかいなと思いました。
ほんまにそう思いましたが、ここなら大丈夫かもと判断した2軒から試しに買いました。すると2軒ともカタログページと違う商品が送られてきた。
なんかおちょくられてんのかいなと思いました。
その頃流行ってたタオバオ仕入相乗り転売で、多分中国語がわからずHPをちゃんと確認せず仕入れたのか、それとも間違えて発注したけど、ばれんやろとおもってもう適当に出品したのか、原因はよくわかりませんが、なんとええかげんなことやろうと思いました。
挙句にその2軒とも「電話の対応はしておりません」とその無責任さにもう商売やめろやとも思いました。
副業やから電話出れんのか、検品してないからクレーム電話が恐いのか、「メールでの対応お願いします」ってメール送っても返事こんやん文句言う気すら起きませんでした。
そんな姿勢の出品者に相乗りされてお客さんにおなじとおもわれるかもしれません
そこが大事と違うのかと思ってしまいます。
今後について
最近の中国輸入Amazon為替のレートだけ見ても1年でこんだけ厳しく変化するとは、想定範囲内を超えてる気がする。
そんな津波のような激変のなか、それともなんとか踏ん張って生き残りたいと思います。
生き残れば絶対チャンスやし例えAmazon内で自分のストアの色は、出せないかもしれないけどわざわざ買う前に今日これ買うからって電話が来る人や関連性のないものを何度も買ってくれるファンみたいなお客さんは確実にいます。
画面の向こうのお客様の顔や表情を見ることはできないけどその期待に答えたくてもっと頑張って仕入れた商品のレベルをあげたい
そう思う人は少ないかもしれないがその気持ちがいつか購入してくれた人に伝わるはず。
大事なことは、FBAか自社出品か新規出品か相乗りかOEMやロゴいれが先でなく、リサーチのやり方やノウハウありきでなく「お客様の気持ちを大切にする考え方が優先順位一番で根本です。」
これはAmazonの企業理念にも通じること
これで食ってるからもちろん利益はちゃんととらなあかんし商売やしいかに納得してもらって付加価値つけて高く売るかそこは商売人の知恵と思います。
いまもし自分自身が価格競争に陥って苦しいと思うなら もうやってはいけないと冷静に覚悟し判断したほうが傷は浅く済むとおもう
経験上負け戦は早めに撤退するのも賢明なことや
なぜなら傷が浅けりゃ、また頑張れば復活できるから
今それでは、悔しいし納得できないからと言うなら泥沼に行くリスクは負うけど頑張って抜け出す努力をしてみるべきかもしれんし勝負するのは本人が決めることやけどダメなときは席を立って撤退する勇気も必要やとおもいます。
次どうしたらええねんとこともあるけど。
自分自身それであきらめきれずしがらみにはまって深追いしすぎて地獄を見た。
復活するのには長い年月がかかった。
大げさに言うと人生の3分の1は泥沼やったかもしれません。
商売はある意味ギャンブルと一緒のとこもある。
リサーチはFXや株の指標よりも正確やろけど明日絶対100パーセント売れる保証はない
売れなかっても仕入れ代金返してくれません。
混沌とした中、生き残るためになにをしていかなあかんかよく考えて今後もお客さんの目線ていうものを真剣にとらえれるよう頑張って行きたいと思います。
最後に
途中書きながら10年前の自分を思い出し血気盛んで違う自分を見ているようです。
子供の頃に経験した思いは今も不変のものだと思います。
何年経っても強烈に記憶に残るワクワクドキドキ感を踏みにじってはいけない
子供の頃の自分が2つの商品を介して今の自分にそう伝えています
「温故知新」
おんこちしん 「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」と読み下す。 古いことを調べ研究することによって、新しい知識や道理を発見すること。「故事」を温めて「新知」を得るという意味。
昭和の通販ビジネスの知恵は、令和の時代にも十分通用する普遍的な価値があります。
往々にして忘れがちな買っていただいたお客様の気持ちを大切にする事、それは目に見えない付加価値です。
現代のテクノロジーと組み合わせることで、中国輸入ビジネスに活かすことができると思います。
Amazonの企業理念
「地球上で一番お客様を大事にする企業である事」
「顧客起点全てはお客様から」
テンヨーの企業理念
「新しいものへの挑戦」
「買ってよかったと満足していただける商品作り」
全く別の会社が意味同じ企業理念は驚きますがまさにこの理念を大切にしないと生き残れないと言う事ですね
あなたのAmazonビジネスの成功を、心から応援しています!
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