私は今までの人生で、神様にかかわる事や大事なものを冒とくして、バチを食らいました。
大きいものは3度あります。
バチとは?
私自身は、神様を冒とくしたりすると天罰が下る事を、バチが当たると解釈しています。
実用日本語表現辞典より
罰が当たる
読み方:ばちがあたる
別表記:ばちが当たる、バチが当たる悪い行いに対する神仏の懲らしめを受ける。悪事に対する応報を被る。「神罰が下る」や「仏罰を蒙る」などとも言う。
今過去を振り返ると、ふざけた言動や行動をし、神様を冒とくするようなことをして痛い目に遭ったので、バチが当たる事を信じています。
一発目のバチ
昔6歳ぐらいまで、今のトーアロードと鯉川筋の間、神戸トーアウエスト(実はトアウエストらしいトーアロードの西やからトーアウエストちゃうん笑)とよばれるとこらへんに住んでいました。
そのころ裕福だったのか、家に原のおばちゃんという、お手伝いさんが来ていました。
4~5歳ぐらいの頃、家にひとりでいて退屈なので、台所にあった、米びつのレバーを下げて遊んでいました。
名前はコメスターだったと思います。
レバーに1と2と3のしるしがあり、多分お米の量の1合2合3合だとおもいます。
そのレバーを意味もなく左から右に順番に「ガシャ、ザー、ガシャ、ザー、ガシャ、ザー」何度も繰り返して、お米の山が出来上がっていました。
それを手ですくって遊んでいました。
すると横に原のおばちゃんが、怖い顔をして立っていました。
おばちゃん「お米をそんな粗末にしてバチが当たるで」
私「バチってなんや」
おばちゃん「お百姓さんが大事に作った米や、粗末にしたら神さんに怒られるんやで この子はホンマ」
おばちゃんにほっぺたをつねられました。
私「やめろやー痛いなぁー」
おばちゃん「大ちゃん、あんたほんまバチあたるで」
私「そんなもん目に見えんし、バチあててみーや」
今から考えたら、なんとくそ生意気な、口数の減らんガキ しかもまだ5歳か6歳で、幼稚園児です。
それからしばらくして、俺は耳の奥が痛くなりました。
トーアロードの深澤耳鼻咽喉科
いつも、トーアロードにある深澤耳鼻咽喉科に、小児ぜんそくのためか、鼻にぽこぽこをしに、毎日のように通っていました。
現在は深澤ビルになって、今も深澤耳鼻咽喉科はありましたが、同じ先生なら90歳ぐらいと思います。
いつも一人で通ってたのですが、その日は誰かについてもらった記憶があって、いつもと先生の雰囲気が違うのは、子供ながらになんとなくわかりました。
診察の椅子に座って左側を見ると、異様にきらっと光る道具が、何種類も皿に乗って、完全にいつもと様子が違います。
きらっと光る道具でなにされるんやろ??
そう思うと不安な気持ちになってきました。
私「先生それなんですか?」
先生「どれ?」「あぁこれかメスや」
私「え? メスってなんですか?」
先生「うん あ~ オスの反対」
まぁおやじギャグですね。
そういえば深澤先生は、俺にいつも冗談言って笑かしてくれてました。
でもその時は先生の顔が、いつもと違うから、俺は緊張と不安で笑えませんでした。
先生「大ちゃん じっとしときよー」
(なんか恐い なんかされんのか)
私「痛っ!!」
あっというまにメスでなんかされました。
先生「だいちゃん中耳炎やな」
昔は鼓膜を切開して、膿をだしてたのだと思います。
とにかくめちゃくちゃ怖くて痛かったのを覚えています。
耳になんか当てて熱も出た。
えらい目にあってるのは子供でも分かりました。
何日かたって原のおばちゃんが「見てみぃ あんた まだお米を粗末にしたら今度は耳が聞こえんようになるで」
まぁ脅しですね。
俺は完全にバチが当たったとはおもわんかったけど、耳が治らんのは困るし、うなずいて原のおばちゃんの言うことを素直に聞きました。
2度目のバチ
それから小学生になって、何年生の時か忘れたけど普段遊んだことない近所の年上の子らと、遊ぶことになりました。
生田神社にある生田の池の中にかめがいて、それをパクリにいこうやと、夕方頃、柵を乗り越えて池に浸かって何匹もとりにいきました。
11月頃か夜になると、寒い時期で俺は先に取りに行ってたので、後からとるやつらのために、一番年下だった俺は、見張りをしていました。
ぞくぞくしてきた。
「う~ さぶぅ~」
我慢してたけどそこから記憶がない・・・
「あれ、ここどこや?」
薄目をあけたらどうやら家で寝てるみたい
なんか頭がボーっとして夢の中のようで、かすんでふわふわしていました。
「うう~ん あれ白い服着たひげのひと 誰や」
夢か現実かわけわからん 喋りたいけど言葉がでん 息が苦しい
「あれぇ伊坂先生かぁ なんで伊坂先生が家におるねん」
伊坂先生は、三宮神社の鳥居の横にある伊坂小児科の先生で、名医で有名な先生や、往診に来るはずがない伊坂先生が、目の前にいた。
(なんかわきのとこが冷たいなんやこれ アイスノンか あ 足もアイスノンやん)
伊坂先生が、なんか言ってるのがぼんやりと聞こえてきた。
「 熱43度ある このまま熱下がらんかったら助かってもどこかに障害残る可能性が大きいなぁ」
「覚悟したほうがいい」
どこか大きい病院に、移すみたいなことをオカンに話してる。
「え~俺死ぬん?」オカンが泣いてる
そこから寝てしまったのか記憶がなく 頭がぼーってしてるけどなんか目が覚めた。
家にいっぱい人がいる なんでや
「ええ~ あんた、だいじょうぶかぁ 」オカンが抱きついてきた。
「気持ち悪い やめろやぁ 」オカンまた泣いてる。
オカンが抱きついてきて嫌やったけど、腕がしびれて体中力が入らず、はねのけることができず、声出すだけで精一杯やった。
俺はどうも高熱で死にかけてたらしい。
後で聞いたら、薬が効いて熱が下がってきたので、動かさず家で寝かすことにしたらしく 伊坂先生は、熱下がるまでいてくれたらしい。
俺ほんまに死にかけとったんやな あとで、さすが伊坂先生やとおもった(笑)
今考えたらカルテと黒板の字は、全部ドイツ語やったな
家に来てた人がみんな俺の顔を覗き込んで、口々によかったなって言ってる。
そんなおおげさなことやったんかとおもったけど、体がだるくてふらふらして、ひとりで立てんかった事をなんとなく覚えている。
3度目のバチ
それから何十年たった1996年頃に、3度目のバチを食らいました。
その頃は、大阪の難波の近くに住んでいました。
今、北京に住んでいる老朋友の彼女と一緒に、住吉大社に初詣に行きました。
屋台でビールがぶがぶ飲んで寒かったので、メッチャおしっこしたくなりました。
私「う~ トイレないやん おしっこちびる」
どこさがしても近くにトイレが見つかりません
私「しゃぁないのぉ 木に肥やしいっとくわ」
彼女「エエ~ダメダメ ツォンユェン(中元)」「神様の木にオシッコかけたら神様に怒られる」
私「がたがたうるさいのぉ ちびりそうやから しやぁーないやんけ」
彼女が眉間にしわよせて、とめるのも聞かずに大きな木に立ちションしました。
今から考えたら、俺は怖ろしいことしてますね。
神木かもしれん木に、笑って肥やしやってションベンかけるなんて、俺ほんまどうしようもないアホです(笑)
その後彼女の家に泥棒が入りました。
俺のせいで悪い波動を引き寄せたと、散々怒られました。
それから今度は自分の家に泥棒に入られるわ、店は急に売り上げ下がるわ、悪いことの連続で、しかもそれが長い間続きました。
最後の極めつけは、原付バイクで事故です。
信号が変わり、ある程度速度が出て走っていた時、道路の左に駐車していた車の運転席側のドアが急に開きました。
運転手は、後ろを確認していなかったのです。
俺はドアに腕を巻き込まれ、仮面ライダーみたいに、原付のバイクとともに吹っ飛んでいきました。
脱臼骨折で大怪我でした。
彼女の家に置いていて泥棒に盗られたローレックスの時計、リベンジでいつか新しいの買わなあかんと思います。
神様を冒とくしたらあかん
こじつけか、たまたまの偶然かもしれんけど、全部神様を冒瀆したバチやと思います。
原のおばちゃんの言葉が思い出されました。
「お百姓さんが大事に作った米や、粗末にしたら神さんに怒られるんやで」
俺は生田神社で悪いことして、生田さんのバチがあたりました。
それだけ世の中や、神聖なものを舐めて生きてたという事です。
神様を100%信じてるわけでないけど、絶対に目に見えないなにかがあると、今は思っています。
最後に
神聖なものは、汚したらあかんねん また世の中や、人を舐めたらあかんねん
神さんや人をうやまって謙虚に生きなあかんよな
特に女性は神様と同じやから、優しくしてあげて大事にせなあかん。
俺はこんだけ世の中を舐めて生きてきたのに、まだ生かされてる。
なんか生かされてる意味と役目があると思い、自分が楽しいと思う、人を喜ばすことが俺の役目と思った。
バチを3回もくらったけど、生かされてることに感謝せな。
神様ありがとうございます。
今はつくづくそう思います。
でも毎日お参り行ったり教会行くのは正直苦手やけどね。