今回は中国輸入で利益を出し続けるために絶対必要な送料についてお伝えしたいと思います。
送料については、経費計算の中でも重要な部分を占めるのですが、気にしていない人が多く、送料を改善するだけでも利益がすぐに上がる場合も多いので、中国輸入で送料を見直したことがない方はぜひこの機会に見直してみてください。
中国輸入での送料は3種類
中国輸入での送料ですが、主に3種類あります。
①中国国内の送料
②中国〜日本までの国際送料
③日本国内の送料
まずは、それぞれ説明していきます。
①中国国内の送料
中国の仕入元(淘宝網やアリババなどの工場)から代行会社まで掛かる送料となります。
②中国〜日本までの国際送料
中国から日本までの送料となり、航空便、コンテナなどの船で送る場合で送料が異なります。
③日本国内の送料
商品が空港や港に着いてからの日本国内での送料となります。
では、次に発送手段についてお話していきます。
中国輸入で仕入商品3つの発送手段
日本で販売したい商品を中国から輸入する際、運送方法は大きくわけると3種類になります。
①OCSなどの国際空輸便:早いが船便より送料が高い
②コンテナ船便:送料は航空便より安いが時間がかかる
③ハンドキャリー:早いが運べる量が少ない
では、それぞれ説明していきます。
①OCSなどの国際空輸便
日本までの到着が早く、通関も含めて5日程度なので発注も含めて10日以内にAmazon FBAに直接入庫可能です。
多品種を小ロットで運ぶのには、空輸便が早くて効率が良いですが、船便に比べ当然送料は割高になります。
私は軽いものは佐川を使ってます。早くて追跡もしやすく便利です。
②コンテナ船便
日本到着まで大体で14日程度ですが、AmazonへのFBA直納はできません。
送料は航空便より安いが時間がかかる
③ハンドキャリー
ハンドキャリーは手で持ってくるやり方で、一番早く運べますが、運べる量も少ないです。
少しの商品やサンプル程度ならいいですが効率は悪いですね。
余談ですが、韓国で20年~30年ぐらい前ポッタリチャンサという日本と韓国の間でハンドキャリーするおばちゃんたちが沢山いましたが、今は関税が安くなり昔みたいに見かけなくなりましたね。
中国輸入での送料【具体的な送料】
中国輸入での具体的な送料を公開します。コロナ後運賃の変動があります。代行業者さんに最新価格をお聞きください
こちらNBCが連携している「梅桜貿易有限公司」の価格ですが、下記参考詳しくは価格表参照下さい
OCS 【 義烏発送から配達 までの 日数:7〜9日】※ FBA 直送
KG | 運賃(元) |
---|---|
0.5~20 | 最初0.5kgは77元0.5kgごとに17元 |
21 ~ 50 | 19元/kg |
51 ~ 100 | 18元/kg |
101 ~ | 17元/kg |
流通王【 義烏発送から配達 までの 日数:7 ~ 9 日】★ FBA 直送
KG | 運賃(元) |
---|---|
0.5 ~ 10 | 最初0.5kgは52元、次0.5kg/19元 |
11 ~ 20 | 26元/kg |
21 ~ 50 | 21元/kg |
51 ~ 100 | 17元/kg |
101以上 | 16元/kg |
TW(重量制 . 快速船便)※FBA不可能【標準配達日数 7~ 14日間】
KG | 運賃(元) |
---|---|
50~100 | 8.5元/kg |
101~ | 7.5元/kg |
中国輸入での送料計算方法
中国輸入での送料の計算方法ですが、10kgごとで値段が変わる形になります。
基本的には21kg以上で1kgあたりの単価が安くなるので、ある程度荷物はまとめて送った方がお得になります。
送料計算方法での注意点
中国輸入で日本の商品を送る場合には、実重量と体積重量というのがあり、重い方法で料金を計算する形になります。
実重量=実際の重量
体積重量=長さ(cm)☓幅(cm)☓高さ(cm)÷6000
例えば、長さ50㎝×幅60㎝×高さ50㎝の場合だと、体積重量は50☓60☓50÷6000=25kgとなります。
もし、この箱の中に軽いものだけを入れて15kgだった場合、上記のようにい方法で料金を計算されてしまうので、25kgの料金を支払う必要があります。
なので、上記のような場合、できるだけ25kgを超えるようにすることをおすすめします。
中国輸入をやっている多くの人が代行会社から言われた重さをそのまま聞いて発送している人も多いので、必ず体積重量と実重量両方を聞くことをおすすめします。
コンテナ船便の輸送形態は2種類ある
コンテナ船便の輸送形態は2種類あります。
①コンテナ丸ごと1本借り切るFCLと呼ばれる輸送形態
②LCLと呼ばれる複数の荷主の貨物を混載する輸送形態
運賃は大まかにFCLが1コンテナ単位、LCLは重量または体積の大きい方に基づき計算されます。
当然商品の数が多くまとまると1コンテナを借り切るFCL模倣は割安になります。
単位はCBMまたはM3と呼ばれ容積(体積)で計算します。
計算方法は45cm×30cm×30㎝の段ボール箱の場合0,4m×0,3m×0,3m=0,036CBMとなります。
大体小数点の第3位まで計算され切り上げや切り捨ては都度の船会社によりルールが違います。
ちなみにLCLの場合はフォークリフト用のパレットもCBM計算されます。
20フィートのドライコンテナの場合は大体で28CBMから30CBMぐらいになります。
中国輸入の送料を安くする方法
中国輸入の送料を安くする方法は下記の3種類です。
①船便のコンテナで混載便を使う
②送料が安い代行会社を使う
③容積を圧縮して送る
では、それぞれ説明します。
①船便のコンテナで混載便を使う
上記でも船便については説明しましたが、「LCLと呼ばれる複数の荷主の貨物を混載する輸送形態」を利用することで送料を大幅に減らす事が可能です。
また1つのコンテナを仲間内で貸し切ってそれぞれ荷物を入れて・・というのもおすすめです。
②送料が安い代行会社を使う
一度代行会社を利用したら同じ代行会社を利用する人が多いのですが、定期的に送料を他と比べるのも大事です。
もちろんサービス内容も大事ですが、送料が他よりも高く、たくさんの商品を扱っている方は送料でコスト削減できれば利益もその分伸びますので定期的に見直すことは大切です。
③容積を圧縮して送る
中国から日本に送る場合、実際の重量ではなく、体積重量が適用されると説明しましたが、アパレルなど圧縮袋に入れて、圧縮することで体積を減らすことができ、送料を安くすることが可能です。
これも代行会社でも対応してくれるところは多いので、ぜひ相談してみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
意外と知らずに送料について考えずにそのままにしていた人も多いのではないでしょうか?
これらのことからOEMなどの大量に発注の場合などは特に送料で利益が変わってきますので、定期的に見直すようにしてください。
どの方法で送るのか、送料をよく考えて使い分けるのが重要ですね。
売れだしたのに利益が出ていないという事は意外によくあるので、国際送料は定期的に見直し代行業者さんやパートナーとよく相談してベストな輸送方法を選択してください
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