今日のAmazonブランド登録の話の前に久々に印象深かったので皆さんにお伝えしたい話があります。
それは先日偶然みたTV番組に出られていた私たちのお手本になるような社長の話です。
ご覧になった方もおられるかもです。
OEMのお手本バルミューダ社
その方は最近有名なので皆さんご存知かもしれませんが「感動的に美味しいトーストが焼ける」と言ううたい文句のトースターで有名なバルミューダ社の社長さんです。
先日泊まったホテルの朝ごはんでバルミューダ社のトースターがあったのでパンを焼いて食べました。
確かにパリッとして中はふわっとして焼けてました。
神戸のいすゞベーカリーのもっちり食パンを焼けばそこらの喫茶店負けるぐらいのトーストができそうです。
バルミューダの歴史
その社長さんは高校を中退してヨーロッパを放浪し10年ミュージシャンをしたけどうまくいかずパチンコ屋さんに勤めながらモノづくりの夢を持ち感動を与える商品を作りたいとずっと思ってたそうです。
家電メーカーとかに勤めた経験もないズブの素人があてもなくモノづくりの夢を追いかけ、近所にあった工場を見学させてくださいと毎日回ったそうです。
ほとんど相手にされなかったが1社だけ工作機械を貸してくれる親切な社長とめぐり会います。
そこで製作した第1号商品のパソコン冷却台を発売しました。
うまく行ってたようにみえたのですがリーマンショックで全く注文が入らなくなり倒産寸前に陥りました。
また何度も失敗ばかりするので自分は成功とは縁がないと思っていたとも仰ってました。
もうだめだとフラフラで通りががったファミレスの前である事に気づきます。
「自分の商品が売れなかったのは本当に必要とされる商品ではなかったからだ」とそこで最後の勝負に出て扇風機を開発します。
しかし倒産寸前なので資金が枯渇して開発から販売どころではありませんでした。
その扇風機に使用した特殊なモーターの会社の会長さんにサンプル商品を見せて出資を頼み込み賛同を得て6000万円を出資してもらいます。
(ここまでで凄い話ですよね。)
扇風機で勝負
そして自然な風を表現する画期的な扇風機の開発に成功し大ヒットとなりました。
危機をチャンスに変えたカウンターパンチ炸裂で大逆転です。
売値が4万円近い扇風機が約30万台売れたそうです。
約110億円の売上なのでそのモーターを提供し出資した会社の会長さんが「儲けさせて貰いました」と笑いながら仰ってたのでwinwinで大成功ですよね。
成功するためには協力者と出会うまで探し続ける熱意
その番組の最後に
「新しい何かを生みだす人は、必ず協力者に出会う。」「幸運なのではなく、出会うまで探し続けるからだ。」
という言葉が印象的で心を打ちました。
あそこまでなれば注目ブランドになります。
雲の上の話のように見えますが参考になる事は沢山あります。
いいところは真似したいですね。
前置きで熱くなり長くなりました。
改正Amazonブランド登録はした方がいいのか?
今日は改正Amazonブランド登録についてです。
どうしていいのか?どうなのか?
ようはAmazonブランド登録はしたほうがいいのか?
改正後色々悩まれてるとよく質問を受けます。
結論は登録できるのなら、したほうがいいという事です。
https://services.amazon.co.jp/brand-registry.html
ブランド登録3つのポイント
登録する際のポイントは以下の3つではないかと思います。
①標準文字商標で商標登録が必須
(現在、米国、カナダ、メキシコ、インド、日本、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、EUの各商標庁が発行した有効な文字商標に限り受け付けています。)
②ブランドが表示されている商品及びパッケージの画像。商品にブランド名が表示されていない場合は、パッケージにブランド名が表示されている必要があります。
③審査がある
勘のよい方は気づかれたと思いますがこの3つが登録する際のポイントですがこれは逆にライバルの参入障壁にもなるという事です。
審査に関しては情報を提出するとAmazonより修正指示が入ります。
登録まで現在約1か月ぐらいかかってます。
まとめ
登録できると独自のブランドストアを構築できます。
・よりPBオリジナル商品販売が強固になるという事
・楽天のようなストアカタログを作成できる。
・付加価値になるイメージ作りをAmazonが協力してくれる
よってブランド登録は頑張って通した方が良いと言う事ですね。
でも3つは大きい壁とおっしゃるかもしれません
確かに簡単ではありませんがきちんとやれば必ず登録できます。
ブランド登録に関してはNBCでノウハウを蓄積させていますのでそんなに難しい事ではありません。
諸々のハードルは上がりましたが以上の事からブランド登録に関連してAmazonが知的財産権の保護をより重要視し出したという事が推測されます。
Amazonが「権利を持っているものを保護」これも逆に言えば権利を侵害すればアカウント閉鎖になる恐れが高くなったと言えますね。
更に実際にやり取りした事も根拠に推測しています。