たまには中国輸入以外の話も書きたいと思います。
インデアンのカレーと台南たんつーめんには、しばらくすると食べたくなり、中毒性がある共通点を2人の人から知りました。
台南担仔麺を知ったきっかけ
昔大阪で実店舗を経営していた時に、よく一緒に飲みに行っていた、同業で知り合いの人が、ミナミにあった台湾クラブのホステスさんと結婚しました。
その彼女の親に挨拶行くと言って、台北まで行って帰ってきました。
台北から帰ってきて、その人は、私の顔を見るたび、念仏の様に台南たんつーめん、台南たんつーめんとつぶやきだしました。
その人は、元々ラーメン好きの人で、2日に1回ぐらいラーメンを食べていました。
その頃の私は、台南たんつーめんが、何かはわからなかったけど、多分台湾のラーメンかなと思っていました。
あんまりつぶやくので、私はその人に台南たんつーめんはそんなに美味しいですかと聞きました。
そしたら「台北で3日連続で食べに行ったけど、また行きたい」と言ったので、その店は、よっぽど美味しいのかと思っていました。
NBCプレミアム会員2期のセミナーで台北に行ったとき、台南たんつーめんを発明したという有名店に行きました。
確かに美味しいけど、念仏がでるぐらいではありませんでした。
しかし、中毒性なのか、あれから時間が経って、なぜかもう一度食べたくなってきました。
神田神保町近くと新宿歌舞伎町にあるみたいなので、台北の度小月で食べたものと味は違うかもですが、行ってみたいと思います。
インデアンカレーの魔力
そして同じころ、うちの店に有名ブランドを扱うメーカーの部長さんが、何度も営業挨拶に来ていました。
大阪でも有名な会社で、そこの会社が扱ってるインポートブランドが高級すぎてうちには合わなかったので、取引は付き合い程度の少しだけして、いつも雑談をしていました。
来るたびに、なぜかカレーの話になり、「インデアンのカレーが食いたくなってきました」と私の顔を見て、決まったように何回も言うので、そんなに俺の顔見たらインデアンのカレー食いたくなるのかと思い部長さんに聞きました。
私は神戸出身なので大阪で有名なインデアンカレーを知りませんでした。
「梅田にあるんでいっぺんいってみてくださいよ」と言われて梅田の地下街にある店に行きましたが、そんな言うほどうまいかなーと思っていましたが、今は部長さんの言った事がわかります。
なんか中毒性というか、たまに食いたくなって東京駅の近くの店に行きます。
カレースパが懐かしくカレースパを頼みます。
ルーダブルで生卵2個にします。
今日は東京に帰る間際に食べました。
口が少しピリピリしますが、カレーのくせにさわやかな後口です。
まとめ
インデアンと度小月どちらも有名なので、安定してお客さんが来ます。
長年流行っている店には共通点があるとおもいます。
インデアンは串カツの八重勝と同じで働いてる人が全員無駄のない動きでした。
インデアンの社員は長い修行を経てからでないとご飯を盛ることも、カレーのルーをかけることもできないそうです。
初めてお客さんにカレーを出すときは緊張で手が震えるらしいです。
History of INDIAN CURRY
インデアンHPから引用
一口食べると、懐かしい甘さが舌の上に拡がり、ホッとした途端に辛さの玉が弾ける、、、お客さまから「口ん中が火事や!」と言われながらもご愛顧いただいてきましたのが、私共のインデアンカレーです。
インデアンが大阪に店を出したのが1947年。インドの先生を招いて、カレー作りを教わるほどに料理が好きだった私の母が、戦後の不景気の中で活力のある美味しいものを出す店を創ろうと立ち上がってできたのがこの店です。
最初からこの個性的な辛さでお出ししておりましたから、お客さまからは「辛い辛い」と言われ続けておりました。途中まで食べて「もうあかん」と帰られたお客さまが翌日、「なんや、不思議に食べたくなる味やね」とご来店頂くなど、だんだんとご支持いただけるようになりました。店を出して数年後、私が店を手伝い始めたころには行列ができるようになっていたと記憶しております。インデアンの味は、創業者の母が考案したものを1947年以来ずっと守り続けております。時代が変わり、材料が良くなったりしましたから、全体的な味つけの調整はしておりますが、この辛さと甘さのベースは創業時からずっと変えておりません。これからも変わらないことが私共の義務だと考えております。
カレーは沢山のスパイスに野菜とフルーツ、選び抜いた肉を使って、調理しております。現在、インデアンは大阪に7店舗、兵庫県の芦屋に1店舗、そして東京の丸の内に1店舗の計9店舗がございます。各店で皆様にカレーをお出しする社員は、みな長い修行を経てからでないとご飯を盛り、カレーをかけることができません。初めてお客さまにカレーをお出しする社員は例外なく緊張で手が震えると申します。それほどに真剣に向き合って参りました私共のカレーを、ぜひ味わって頂きたいと存じます。
どうぞごゆっくりとご賞味下さいませ。
インデアンカレー 店主敬白